3.Seigneur, je vous en prie(主よ、どうか)
魂の救いを熱望する気持ちが歌われます。
「私の愛に対する慈悲」によって十字架の死を引き受けたイエスに対して、「私はあなたの慈悲に応える愛のために死にたいのです」と語りかける場面は、熱くあふれる思いと深い信仰とが鮮明に表現されています。
4.O mes tre`s chers fre`res(おお、私の親愛なる兄弟たちよ)
冒頭テノールのソロから始まるこの歌は、カトリックの教会で高位の修道士が、あるいは聖フランチェスコ自身が信者に語りかけるかのようです。
神が約束した、神に選ばれた者は永遠の栄光を受け、選ばれなかった者は永劫の罰を受けるという最後の審判。神の約束を切望し、そのために現世では神の教えに従う約束を守ることを説きます。
厳かな響きが、中世修道院の礼拝堂の光景を目に浮かばせてくれます。