6月は『ドイツ音楽の魅力』で存分にお楽しみください!
   (メールマガジン「コレ・マガ」掲載記事より)


OCM主催の大きな演奏会としてはやや久しぶりとなる、6月27日(土)の『ドイツ音楽の魅力 ~ベートーヴェンの大いなる座標~』まで3週間あまりとなりました!
今回のプログラムは、バッハ、ベートーヴェンそしてシューベルトへと連なるドイツの偉大な作曲家の作品を、なかなか演奏されないものから人気の有名作品まで取りそろえた、なかなか聴けないおトクな演奏会となっています。

まず合唱作品としては、J. S. バッハの合唱作品の中でも最高傑作の一つである Singet dem Herrn ein neues Lied(主に向かって新しい歌を歌え)を演奏します。 過去にも何度も演奏してきたこの二重合唱作品で、改めて音楽の父たるバッハの最高峰の音楽に、大阪H.シュッツ室内合唱団が挑みます。

また、管弦楽・ピアノと合唱による L. van ベートーヴェン「合唱幻想曲」は、なかなか演奏されることは少ないですが、有名な「第九」の原型ともなった知られざる名曲です。今回は昨年の北海道公演以来の共演となる、ピアニスト木下太陽さんを迎えて演奏します。
曲の最後に独唱と合唱が登場し高らかに喜びを歌い上げる所では、楽器と声との融合によりベートーヴェンが目指した、至福の芸術の世界が垣間見えます。

さらに、シンフォニア・コレギウム OSAKA (SCO) が演奏するバッハ「フーガの技法」、そして F. シューベルト「未完成交響曲」。いずれも、完成されることなく後世に残された曲たちです。

バッハの晩年の作である「フーガの技法」は、楽譜には楽器の指定がなく、ピアノで、あるいは弦楽でとさまざまな編成で演奏されます。 対位法を得意としたバッハの集大成であるこの曲をSCOによる演奏でお届けします。

最後は F. シューベルトの交響曲第7番「未完成」。同時代に生きたベートーヴェンを尊敬してやまず、死後にはベートーヴェンの横に埋葬されたシューベルト。残された交響曲第7番は、不完全なままの第3楽章で途切れてしまっていながら、「運命」などと並んで今なお世界中で親しまれ続けている大人気の交響曲です。
当間修一とシンフォニア・コレギウムOSAKAがお届けする「未完成」、必聴です!!

ドイツの近代音楽史を築いた3人の巨匠。その音楽の神髄を心ゆくまで味わっていただける『ドイツ音楽の魅力』にぜひお越しください!!

【2009/06/07】