オペラ「キプロスの女王ロザムンデ」そのストーリーいよいよ、「楽興の時への誘い」演奏会まで、あと10日ほどとなりました! オペラ「キプロスの女王ロザムンデ」は、1823年12月20日にウィーンで初演されています。台本はヘルミーナ・フォン・シェジーという劇作家で、彼女は前作のオペラがかなりの不振であったため、その汚名を返上すべく急遽新たなオペラを上演しようと台本を書き、曲を書くのが早いシューベルトに曲を依頼したのでした。 残念ながら台本は失われており、詳細なストーリーを知る事はできませんが、あらすじは以下のようだったとされています。 ~*~ あらすじ ~*~ ロザムンデはキプロス王の娘。幼い時父王を亡くし、その遺言によって貧しい未亡人のもとで育てられます。しかし18歳になったある日、正統な王位継承者であることが明かされ、彼女は突然、波乱の人生を歩む事となるのです。 すでに王の代理として国を統治していた男は、権力を維持するため、ロザムンデと結婚しようと試みますが、失敗。次には何と彼女を毒殺しようと企てます。次々と降りかかる危機に、ロザムンデを救うのは、一人の謎の好青年。彼の正体は・・・実は亡き父王が生前に定めていた、許婚の王子だったのでした。二人は結ばれ、めでたし、めでたし。 ~*~ ~*~ ~*~ シューベルトの美しい音楽を堪能しつつ、ストーリーの場面を想像してみるのも楽しいですね! □■コレ・マガ■□ 第441号(2010.6.11発行)より 【2010/06/17】 |