名古屋公演にぜひお越し下さい ~林光と宮沢賢治の世界


名古屋公演で演奏します曲の中から、林 光/宮沢賢治の詩による混声合唱曲集 をご紹介いたします。

宮沢賢治の詩による林光作品は、2007年と2009年、いずれも「宮沢賢治の世界」シリーズで演奏し、今では私たちのレパートリーになろうとしています。

今回演奏します曲は、妹トシの死に際して詠んだ詩「永訣の朝」「松の針」、また、「春と修羅・序」といった有名な詩から取られたテキストや、賢治の作詞作曲として知られる「星めぐりの歌」など親しみやすいものを集めました。
「冬と銀河ステーション」も、有名な詩ではありませんが、自然や人の営みを明るく愉快な曲調で、お芝居のように描いています。また、「祈り」は童話「烏の北斗七星」の中のセリフより、誰も傷つけることなく平和に生きたいという切実な願いを、ポップス調のストレートなメロディで歌っています。

何処にもない、何にも似ていない、林氏の音創りにより、時代を問わず人の心の深淵にひびく賢治の言葉が立ち上がってきます。
その無二の世界を、ぜひライブでご体験ください!

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2007年の京都、大阪での「宮沢賢治の世界」シリーズの演奏は、CD「星めぐりの歌」でお聴きいただけます。


※□■コレ・マガ■□ 第477号(2011.3.4発行)より抜粋・転載

【2011/03/11】