「マントヴァ室内楽フェスティバル2017」終了!大阪コレギウム・ムジクム メールマガジン □■コレ・マガ■□ 第791号(2017.6.9.)より 5月31日~6月4日にかけてイタリア北部の街Mantovaで開催された室内楽音楽祭に当間修一率いる姉妹団体総勢約50名にて参加。4日間で計9回の演奏会(うち1回は野外)を終えて、今週無事に帰国いたしました。 6月1日(木) 6月2日(金) 6月3日(土) 6月4日(日) 今回の演奏旅行の成果を今、いったい何と形容したら良いのでしょう… 出だしから音が消えるまで一瞬たりとも聴き逃すまいと感覚を研ぎ澄まして聴いている聴衆、曲を終えるごとに高まる興奮と熱狂、そして演奏会の回を追うごとに増え続けるお客様、鳴り止まぬスタンディングオーベーション…。 初日のしかも2回目を終えた時点で「街中の噂になっている!」と告げに来たフェスティバルスタッフの言葉は誇張ではなく、それ以来街を歩いていると必ず「Bravissimo!」「Fantastico!」などと人々が口々に声をかけてくれるのです! フェスティバル全体では400名のアーティストが参加、180もの演奏会が組まれているため、ひとつひとつの演奏会は時間にして30分~40分と短いのですが、ミサやマニフィカトなどの組曲ものひとつ、あるいは小品をいくつか組み合わせての9回では私たちのレパートリーの幅広さを示し、その集中力とキメの細かさ、表現の幅の豊かさでバルバラ教会の空間を鳴らし、突き抜け、天へと昇るあの響き。。。 …野外ではまさかのBach/Singet! この至極の難曲を、何かに拘泥することなく人を超えた何かにひたすら捧げる(でないとこの曲歌えません笑)私たちの歌をまっすぐに受け止めて興奮のるつぼとなった宮殿の中庭。 ああ、ボキャ貧が悔やまれます。 【2017/06/25】 |