1997/4/14
<合宿の報告>

(今回の担当:Alt 菱木直子)

4/12〜13に、4月29日のモテットの演奏会に向けての合宿が、 能勢にあるルーテル研修センターで行われました。 この日はとっても天気がよく、山あいの桜がちょうど満開を迎え、
野山はとても美しく賑やかでした。
合宿所の食堂の前にも立派な桜の木があります。
去年はその桜の見事な満開を見ることが出来たので今年も 楽しみにしていたのですが、
残念乍ら今年は花が少ししか残っていませんでした。
がしかし、それも遠くからみると梅の花の様に見え(私だけかもしれませんが)、
なかなか風情があって良かったと思います。
集まってきた団員たちは桜の木の下の階段に腰をかけ、昼食を食べたり 楽譜を見たりしています。

練習は2時すぎから始まりました。
各パートに分かれてのパー練(パート練習)です。
普段のパー練は平日の夜に行われるので、2時間位しか出来ませんが、 合宿では普段の日と比べて時間があるのでたっぷりと練習が出来ます。
(と言ってもまだまだ時間は欲しいです。)
私のパートのアルトでは“Singet”をひたすら練習しました。
Bachのモテットはやっぱりいい曲ですねー!!
しかし、とーっても難しい曲です。やってもやってもまだまだです。
ふと気が付くと夕食の時間になっていました。
合宿では、6時から夕食になります。
団員の殆どはおそらく6時のような早い時間に夕食を食べるのは きっと合宿の時くらいだと思います。
普段だと夕食を済ませ7時から練習になるのですが、 今回は2000年に一度しか見れないというヘール.ボップ彗星が見れるという事もあり、練習時間を30分送らせて皆で彗星をみました。
団員の中に星に詳しい『星の王子様』ならぬ『星のおじさま』がいて(失礼!!) 色々と教えてもらいました。
私は彗星の2本の尾があんなにハッキリ見えるとは思わなかったので、 思わず声が出る程驚きました。
星の観測も終り7時30分から練習が始まりました。夜の練習は全体練習です。
先生の指揮に、よりどんどん音楽がつくられていきます。
夜の練習も「えっ?もう9時!?」という感じであっというまに終わってしまいました。
夜の練習が終わるともちろんすぐには寝ません。
・・そう、宴会が始まるのです!
練習後、宴会が始まるまでの間、何人かの人は、 4/5に開かれたゼミナールの内容である「和音について」の話を実際に鍵盤を使って 先生に説明して頂きました。
和音を耳で聴いて、実際に鍵盤でその和音の音(形)を確かめる事ができ、
非常に理解しやすかったです。階名読みが団内1苦手だろうと思われる私ですが、
その重要性と必要性をつくづく思い知らされ「とにかく必死で練習しなくては!!」と
大変焦っています。
先生の講習も終わり、10時過ぎから宴会が始まりました。
宴会は普段話をする機会の少ない人とゆっくり話をすることが出来たり、 普段できない話をじっくり話す事が出来る絶好の場所です。
今回も皆色々な話に花が咲きましたが、中でもやはりコンピューターの話が 一番盛り上がっていたようです。
宴会も翌日の練習の事を考え早めにおひらきになりました。
そのおかげか、翌日はすっきり目覚め、8時からの朝食にもきちんと間に合いました。
今回の朝食はBassの竹内君を除き女性が早かったです。
(※当間先生の日記を御参照下さい。2/21)
午前の練習は11時までパー練となりました。
その後12時までは皆で歌う“Singet”と“Der Geist”と “Komm,Jesu,Komm”の全体練習をしました。
昼食後は小人数で歌う“Jesu,meine,Freude”“Furchte dich nicht” “Lobet den Herrn”
“O Jesu Christ”の練習をしました。
そして合宿の最後には、各パート一人ずつ前に出てきて、何組かのグループが アンサンブルをしました。私もそのアンサンブルに加わり歌いましたが、 やっぱりとーっても難しい曲です。一人で歌うと自分の出来ていない所が特に分かります。
「死にもの狂いで練習しなくては!!」と自分に喝を入れ、合宿の幕は閉じるのであり ました。

追伸・・・歌三昧の合宿生活は、音楽のことだけを考えていられる、 本当に幸せなひとときです。


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