1997/4/28
<明日はいよいよモテット本番!>

(今回の担当:Sop倉橋史子)

明日はいよいよモテットの本番です!。
今日は、最後の練習を阪急・岡町のモルモン教会で行いました。
当間先生により、もう一度、一曲一曲の「モテット」の 内容について丹念な注意事項(解釈)があり、楽器と合わせをしながら練習を進めました。
今日の最初は、何となく皆の声が暗かったんです。
「バロックは光なんだ!」。先生のこの言葉が、私達の胸にスーッと入り込んだ瞬間から、音楽が輝き始めました。

全曲を一度に通して演奏したのは、なんと今日が初めてだったので、皆覚悟はしていたとはいえ、終わった時は、頭が真っ白・・呆然と座り込んで「たいへんだ〜」という感じでした。これは「一度演奏会と同じ状態を練習しとこうよ」という配慮からなのですが、皆汗ビッショリで歌い終わりました。(注:この様な状態を、我が団では「歌うトライアスロン状態」と呼んで、秘かに笑い合っています)
一度でも演奏された事のある方はご存じだと思いますが、バッハを誠実に演奏するには、体力と集中力がものをいうのです。演奏者は“それはまあたいへん”なのですが、でも今回の様に全曲を一晩に演奏できるというのは、この上ない喜びです!(聴いて頂くのも、たいへんかもしれません。聴かれる方も同じ程に集中力が要りますものね。そこを「どこまで楽しんで聴いて頂けるか」が私達の技量の見せ所かなあ・・・と思ったり。少し偉そう・・)

私達にとっては、久々のオール・バッハ・プログラムです。一人でも多くの方に聴いて頂いて、バッハの音楽の楽しさ、素晴らしさを、おみやげに持って帰って頂きたい!
「バロックは光!」この言葉通りの演奏が、本番で出来ます様に・・・

たくさんの方々の御来場を団員一同、心よりお待ちしております!!!


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