1997/6/13
<大忙しの中のゼミナール・パート3(宿題編)>

(今回の担当:Sop江戸美奈子)

あっ、という間にひと月がたち、というのは六月十五日の現代音楽の演奏会に向けてペルトやブリテン(英語と格闘!)の練習で忙しい日々の連続でしたので、 (いつもの事ですが)気付けば、もう6月になっていたのでした。
そして、そんな最中、予定通り三回目のゼミナールが六月六日に行われました。
七時半に先生が来られる頃には、皆はぞくぞく集まっていました。(皆、やる気です!)
先月、先生が大忙しで五線をホワイトボードに書いていた事を改善するために、 コーア・マスターの倉橋さんのアイデアで、黒いビニールテープを細く切り、 ボードに張りました。
先生は「おっ!これはいい。」と言われ、「どうせならト音記号もヘ音記号も書いて大譜表にしといてくれてもいいよ。」との事。 先生、まかしといてください。
さて、今回は前回までの復習でした。皆、覚悟していたものの、心はドキドキしてい ます。今度こそは左手でやってきたぞ!と思っていた人もいたでしょう。(くまさん こと長井さんもその一人です。この日二回の登場でした。) 「さあ、端から順番に!」。という事で、一人ずつ前に出て和音の転回形の実践をし ていきました。口で言いながら弾くのです。先生は「口で言えなければ頭で解ってい ないという事。ゆっくりでいいです。大事なのはちゃんと口で言う事です。」と言わ れました。「ドミソ、ミソド、ソドミ、、、」。当たった人が前でやっている間、他 の人達はくいいるように見ながら小声で一緒に「ドミソ、ミソド、ソドミ、、、」と 膝を鍵盤の代わりにして指を動かしていました。(皆、必死です。)時間の都合でこ の課題は全員まわらず、(ホッとすると同時にちょっと残念。)次の宿題に移りました。
バスの音の和声づけです。何人か積極的に宿題を発表しました。
先生は「皆がもっとどんどん手が上がる様になればいいんだけど。やってきたら発表する。これがいいんです。」と。
前回はだれも手を上げなかったのですが、次回にはもっと増えているでしょう。(!?)(私も手を上げるぞ!) そして和声づけの応用練習の宿題がでました。バロック風になっていて、きれいなメ ロディーがついています。早く書かないでも解るようになりたいです。その為には 『毎日やる!』ですよね。
そして最後に新しいお話がありました。装飾音符です。
先生は「非和声音は音楽を解釈する上でとても大切な音です」と言われ、刺繍音(補助音)、倚音、経過音、ターンの説明を一通りされて「次回はこれらを発展させた事をやっていきます。」ということで今回の講義は終わりました。
私は非和声音が好きなので次回もまた楽しみです。

今度、演奏するペルトでは、(非和声音といっていいのかしら?)たくさんぶつかる 音が出てくるんです。これがまた良いのです!!この講義で習ったことが、今度の 演奏会に役立てば良いなあと思います。是非、皆さん次回の演奏会に来て下さいね!

            


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