1997/8/4
<無事帰国!楽しく“濃ゆい”旅でした!>

(今回の担当:SOP.倉橋史子)

二週間振りの、日本です!!帰ってみると、もう“夏”真っ盛り!
本当に暑くてびっくりしました。皆さん、お元気でしたか?
私達、大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団のメンバーは、昨日8月3日に、無事帰国しました!と言いましても、演奏旅行は7月27日に終わっていますので、「居残り組」が、全員帰国しました、という事です。(ちなみに、あと2〜3名まだ居残っている、幸せな(?)人がおります)
当間先生始め、居残り組の大半(総勢23名!)は、ドイツ演奏旅行を終えた後、イタリアに渡りました。
ドイツでの合唱団の様子や演奏の模様など、お伝えしたいことが、溢れそうで大変です!
「こりゃ一人で“一挙”には、お伝え出来ないよ〜!」という事で、皆と相談の結果、トップ・ページに、「団員のよる『欧州旅行紀』のコーナーを、作ろう!」という事になりました。
《イタリア編(ローマ・フィレンツェ・ヴェネツィア)》、そしてカウンターテノールの上田達也・ソプラノの山本真美、御両人による、プライベート旅行《プラハ編》が近日中に始まります!《ドイツ編》は、演奏会記録も兼ねて当間先生が「MEINUNG」で執筆されます。
ご期待下さいね!

今回の旅行で、一番嬉しかった事は、全ての演奏会に来て下さったお客さんの 温かかった事。温かい笑顔がいっぱい思い出されます。私達の演奏会が成功したと、 評されるなら、あの空間を一緒に創って下さった、大勢のお客さん抜きには考えられません。演奏中、何度も本当にたくさんの希望と勇気をもらいました。
とにかく、正直な反応が新鮮でした。4年前に行った時の感覚が、一回目の演奏会から、瞬時にして蘇りました。「この手応え!これこそ音楽!」
良かった時、まずかった時の反応がストレート、国境を越え、人間同士のコミニケーションとは何か、音楽の本質とは何か、という事を心に熱く感じました。

次に、今回の旅行で私が一番びっくりした事は(いきなりですが)、ローマの遺跡のあまりのスケールの大きさ!、紀元前のものが、いきなり町中に、デーンとそびえ立ち、現代と共存している景色と、「4世紀の遺跡は新しい方だよ」という説明に、気が遠くなる思いでした。
あまりの「でっかさ」に最後は、皆で笑ってしまっていました。「こりゃ、すっご〜い!」と、もう笑うしかないくらい、それはそれは、凄かったですよ!
今回の旅行で、世紀(100年)単位で、歴史を大きく捉える考え方の大切さを、本当の意味で初めて知った様な気がします。
イタリア旅行最後の頃、皆から出ていた言葉は「16世紀?それって、めっちゃ新しいやん!」・・・・・・
皆、歴史観が、大きく変わってしまいました!(笑)

今回の旅で、また音楽の成せる技を、たくさん発見しました。
人間と音楽の歴史の重みを、ずっしりと、感じる“濃ゆい”旅となりました。
たくさんの良き出会いに本当に感謝です!

私の目から見た「旅行日誌」も、また書いてみたいと思います。


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