1998/12/28
<やっと今年の予定が終わりました>

(今回の担当:BASS.長井洋一)

今年も12月26日のベートーベンのミサ・ソレムニスの演奏会をもちまして、やっと1年間のスケジュールが終了いたしました。はっきり言いまして、今年は本当にしんどかったです。(よく考えてみると、毎年しんどいですが)ではどのぐらいしんどいかを、練習の舞台裏もまじえて皆さんにこっそりと?お教えしましょう。

おそらく、シュッツ合唱団ほど演奏会が多い合唱団は少なくとも日本にはそんなにないでしょう。ホールを借りての演奏会は今年は、たしか〜〜7回(歌ってる本人も良くわかってない)だったと思います。更に、外部からの依頼によるものが、たしか〜〜2回(たぶん)、更にドイツ演奏旅行で5回、毎月のマンスリーコンサートが10回(12月と8月はお休み)。演奏会だけで、7+2+5+10=24回 ありました。さらに、1月には室内合唱団のオーディションがあり、2月には懇親会といいまして、会員さんや後援会員さんをおまねきしてのパーティ(もちろん演奏もします)があります。他にも何かあったと思うのですが、多すぎて忘れてしまいました。

さらにシュッツ合唱団ときたら、演奏会も多いのに、1回の演奏会での演奏曲も多いんです。10月の二大レクイエムの演奏会なんて聞いたことあります?フォーレとモーツァルトのレクイエムを一緒に演奏するなんて!! 演奏会二回分の曲を一回でやってしまう感じです。(最初はブラームスとモーツァルトのレクイエムなどという、もっと狂った?話もあったんですが)

 12月19日のクリスマスコンサートはなんと2時間半を越える演奏会になりました。
これでも選曲は絞りに絞ったんですが。団員は好き者がそろってまして「あれも」「これも」状態で、ほっといたら何時間の演奏会になったことやら。ホントの話、5〜6時間ぐらいならお客さんそっちのけでもやってしまうかも。こまったもんです。

さ、さらに、これらの演奏会の練習ですがはっきり言って「きびしいです」。(わたしたちはあたりまえのことだとは思っていますが) 演奏会は基本的に暗譜ではありません。動きを伴うようなものは暗譜になることもあるのですが、基本的には楽譜は持ちます。ですが、暗譜に近い状態になるまで練習します。きっちりした練習を十分にすれば勝手に覚えてしまう、と言った方がいいかもしれません。定期練習は火曜日と水曜日ですが、パート練習も週に一回は行われますし、合宿も一年に7〜8回ぐらいあったかな?(たぶん)

さ、さ、さらに、みんなで集まって音取りの練習はしません。初めて楽譜をもらって初見でバリバリ歌え!!とは誰も言いませんが、楽譜をもらった次の練習に音取りが出来てなかったら男声では「けり」がはいります。(けりが入るとは、「誰かに足で蹴られる」ということです)実はけりを入れているのは 私 ですが。 (女声ではどうなっているのでしょう?もっと恐ろしいことが行われているに違いない)つまり、「個人で音取りはきっちりやってこい」ということです。もっと言えば合唱団として練習がない日は、家で練習しろ!!ということです。(でも初心者に一人で全部やれといっても無理でしょうから、そういう方にはそれなりのフォーローもしてるんですよ)

どうです、大変でしょ。結局、毎日のように練習しなければならないということです。この状態で私達はずっと走り続けてきました。どれほど疲れたかわかってもらえました??
とはいっても、誰にでも楽にできるような演奏を聞きにお客さんが高いお金を払って来てくれるわけもないし、世の中には歌いたい名曲が山ほどあって、自分が生きているうちに演奏するにはこのペースで演奏し続けるしかないんですが。

じ、じ、じ、実は、さ、さ、さ、さらにしんどい理由がもう一つあるんです。 恐ろしや、恐ろしや。              ・・・・つづく

 次回は今から田舎に里帰りしますので、年明け5日か6日ぐらいになりますが

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          KUMASAN
         


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