1998/12/28
<1998年、最後のイベント!
新作CD「ヨーロッパの響き」テイク決め! >

(今回の担当:SOP.倉橋史子)

1998年も、残すところあと僅か・・。
26日のベートーヴェンのミサ・ソレムニスを終えて、今年も 全て終了!!
と思いたかったのですが・・・
(多数の御来場、本当にどうもありがとうございました!
過去のミサ・ソレムニスの来場者数最高の数字でした。一同、大変喜んでおります)
実は、その翌日(昨日)の27日の一日がかりのCDテイク決めが、 最後の大仕事となりました。

今年の夏、二週間に渡り行いましたドイツ演奏旅行における ライブと別取りの録音の中から、“ベスト中のベスト”を選ぶべく、 「声帯ヘロヘロ」の身体を奮い立たせて、 スタッフは午後1時、豊中の公民館に集合しました。
スタッフ以外は自由参加でしたが、 本番の後にもかかわらず、多くのメンバーが集まり、
私は、心強かったです。

さて、演奏曲目の中からどの曲をCDに入れたいか、という所から
話は始められました。
しかし・・入れたくても、納得のゆく演奏であるかどうか、録音の質などで、
望みどおりに行かないのが、つらいところでした。

聴いている間、身体中が「耳」化します。(なんかヘンな表現ですけど)
全身全霊を傾けて、聴き入りますので、
一曲(1テイク)聴き終わると、ホントに神経が疲れます。

これじゃあ、短時間で疲れてしまうので
(いくら何でも集中力がもたないですよね)
曲間では、お菓子やみかんが行き交います。
・・・というワケで、昨日、私は一日中、口が動いていました・・。
他にも「食べ過ぎ魔人」が続出です。

録音を聴き進むうちに、ドイツのあの風景が誰もの脳裏に 浮かびました。
圧巻は、我が団誇りの「録音倶楽部」が録音した 「教会の鐘の音」!
これもこのCDに効果的に収められる予定です。
本当に聴いて頂きたい“いい音”ですよ!
(詳しくは、合唱団日誌NO、64〜65をご覧下さい)

「私達が訪れた教会は、今頃、どんな風景なんだろう・・。」
出会った人達の顔が、幾人も浮かびました。

ベルリナー・ドームで演奏したペルトの「ベルリン・ミサ」は
今回、どうしてもCDに入れたい曲の一つだったのですが、
何度も聴き直し、「OK!」が出ました。

残念だったのは、本当に何度も取り直したブラームスのモテットが、 使えなかった事です。(ところどころでピッチが不安定で、 安定しない・・無念です)
この曲に費やした多大なエネルギーは、今回無駄になってしまったという事実は 大変悔しかったです。 原因は解明できましたので、次は、絶対クリアしたいです。

あと、あちらで一番の人気だった柴田先生の「追分け節考」も
どこの演奏を入れるかで、聴き比べました。
マイクに向かって声が、近づき爆音になったかと思うと
(まるでマイクをかぶりついている様!)、
また遠ざかる男声の声の面白さに、私は耳を押さえて大笑い。
(ごめんね・・)この“面白い版”テイクは、もちろん「ボツ」になりました。 (^^)

全曲が決まるまでにかかった時間は、約5時間!
(でも、本当はもっと時間がかかると見込んで、スタッフは夜の9時まで
場所を押さえていたのでした。恐ろしい〜〜〜。)
思っていたより、ずいぶん早くはかどり、無事にCD「ヨーロッパの響き」の選曲及び、
テイク決めは終了しました。
(そのあとは、いくつかの家で「鍋会」があったようです・・・)

来年には、曲順を決める会議が開かれ、全てが決定する事と思います。
ご自宅のスピーカーの前で、ヨーロッパの空気が体感できる、
ヨーロッパの空気が伝わってくる・・
そういうCDになりそうな予感です。
どうぞお楽しみに!

今年も沢山の方のご訪問、ありがとうございました。
日誌のコーナーは、今日が年内最後の更新となります。
WEB MASTERはじめ、WEBWENは本日から冬休暇に入ります。
(私は、スキー・ツアーに参加です。)

来年も、ビッグなプログラムが目白押しですが、
今年同様、よろしくお願い致します。

今年も本当に暖かい御支援、どうもありがとうございました!!
1999年が、皆様にとりましても、良き年となりますように!!!


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