1999/5/6
<「5/14は絶対すごいぞ!〜アウローラムジカーレ合宿見学記〜」>

(今回の担当:BASS.竹内 幹)

今年のゴールデン・ウィークはシュッツ合唱団のくせに(笑)練習も本番もありませ んでした!こんなことはいったい何年ぶりでしょうか?突然の長期休暇(一週間休め ばシュッツ合唱団にとっては長い!)に団員も驚きつつ、それぞれの黄金週間を楽し んでおりました。
しかしそんな中、練習を休まない(休めない?)人達がいました。そう、5/14に演奏 会をひかえたアウローラムジカーレのメンバー達です。5/1〜2に能勢の山奥で合宿が 行われたのでした。

申し遅れましたが、私はシュッツ合唱団Bassの竹内幹(たけうちもとき)です。京都 に住んでおるのですが、
「ゴールデンウィークやし、なんか普段とちゃうことやるべぇ」
と思い、自転車で(!)合宿所のある能勢まで行ってみよう、んでアウローラの合宿 を見学しようと思ったのでした。

直線距離38km、3つの山越え、無謀な旅でした。
5/2、AM9:30はりきって出発、PM1:30疲れきって合宿所に到着。
「もう二度とやらへんぞ」とだけ言っておきます。

合宿所であるルーテル能勢研修センター、その2階の練習場に入ってまず「おや?」 と思ったのは、中では机を四角に並べて向かい合って会議状態。普段の合唱団の合宿 では横に並んで歌うもんですから、「なんや会議中かいな、まずい時に来たかなぁ」 とか思ったんですが、なんのこたぁない、その体勢で練習してはっただけでした。 確かに丸く(この場合四角ですが)なった方が、顔も見えるし声も聞こえやすいので アンサンブルしやすいからでしょう。

私が着いた時、モンテヴェルディの7声のGloriaを練習してはりました。いきなりス ゴイ!「初めて通すんや〜」みたいなことを言ってはったと思うんですが「ホンマか いな」と思わざるをえません。めちゃめちゃ難しい曲なんですが、ハモるハモる、回 る回る。言葉のアクセント、テキストに合った音色など、既にかっこいいんです!こ れがもっとスゴクなっていくんやなぁ、と思うと楽しみでなりません。

この後、当間先生の指導でモンテヴェルディの2曲(先ほどのGloriaとBeatus Vir) の練習でした。この2曲はまだ練習が少ないのか、こなれてないといった感じはする のですが(それでもすごく上手い!)先生の指導でどんどん変わっていきます。いっ たい本番ではどうなっていることでしょう、ワクワクします。

さてこの後休憩だったのですが、この時もまた面白い!今までバッチリそろったアン サンブルを聴かせていたメンバーが、あっと言う間にちりぢりばらばら。思い思いの 行動に入るのです。のどを潤す、手洗に行く、寝っ転がる、個人練習するなどなど。 それでまた練習始める頃になるとすぅ〜っと集まってきて、またそろった美しいハー モニーを聴かせるのです。その様がなんとも言えません。面白くて、そしてすごいの です。

最後にプログラムの2部、3部の通しを聴かせていただきました。2部はビートルズを 始めとするポピュラーソング集、3部は日本の歌集です。ビートルズナンバーの格好 良さ、転調の見事さ、日本の歌の言葉の美しさ、特に最後の『鴎』などは涙ものです。

(ソーラン節も必聴ものです!)とにかくスゴイ!言葉では書き尽くせません。

「なんやスゴイばっかりでわけわからんわぁ!」と思われた方も多々おられるかと思 います。そんな方は5/14京都府民ホール「アルティ」まで足をお運び下さい。きっと スゴイ体験が出来ると思います!

そんなこんなで、たった3時間の合宿見学でしたが、いっぱい良いものを聴かせてい ただいた私は「4時間かけて来た甲斐があった〜」と思い、帰るためのエネルギーも もらった気分でした。私はいい気分のまま自転車に乗って、ルーテル能勢研修センタ ーを後にしたのでした。

(なお私のこの行き帰りの自転車無謀旅行の事はOCMメーリングリストに連載される 予定です。そちらもご覧いただけたら幸いです。)


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