1999/12/10
<「1999・ラストスパート!」>

(今回の担当:SOP.鈴川寿代)

初めて合唱団日誌を書きます、ドキドキしてます、
ソプラノの鈴川 です。

とうとう12月になりました!
私達シュッツ合唱団は、9月の邦人曲シリーズを皮切りに、
秋から冬にかけての怒涛の演奏会シーズンを迎え、
ここまで、たくさんのお客様と時間を共有させて頂きました。
本当にどうもありがとうございました。

さて、そのシーズンもとうとうこの12月の2つの演奏会で締めくくりとなります。
最後を飾るのは、12月お馴染みの
「クリスマスコンサート」と「ベートーベンシリーズ」です。

今回はどんな演奏になりますか!?
ちょっと内容をご紹介したいと思います。

★★12/19(日)15:30開場 16:00開演 いずみホール
★★クリスマスコンサート
★★<バッハ「クリスマス・オラトリオ」、ブリテン「キャロルの祭典」、
★★ クリスマスキャロル等>

ここ2年演奏してなかったバッハの「クリオラ」が帰ってきました!
(と言いますのも、3年前まで私達は12月にはこの「クリスマス・オラトリオ」を  毎年演奏していたからなのです。)
キリストの誕生物語を歌で綴っていくこの曲は、全部演奏すると、
1回の演奏会では演奏しきれません。
今回は1〜3部をお届けするのですが、
最初の曲のティンパニとトランペットのかっこいいこと!
華やかさと味わい深さがブレンドされた壮大なオラトリオです。

ブリテン「キャロルの祭典」。
こちらの方は、ハープの音色に合わせて、女声合唱で。
透明なかんじのする、とっても美しい曲です。
ブリテンらしい和音の遷移やリズムの粋が..う〜ん..たまりません♪
歌詞の古い英語に四苦八苦しながら、
私はこの曲をとてもとても好きになりました。

お馴染みのクリスマスキャロルでは、皆様ご存知の曲がずらっと並びます。
合唱団とオケの共演や、アウローラ・ムジカーレの絶妙なボーカルアンサンブルを
十分に堪能してもらえます。アウローラファンの方は必聴ものですよ♪

様々な曲が聴ける多彩なプログラムになっています。
お昼間の演奏会、クリスマスの一時を是非お楽しみ下さい。

★★12/26(日)18:00開場 18:30開演 いずみホール
★★ベートーベン「交響曲第九番・合唱付」「合唱幻想曲」

年末にはベートーベンの第九があちこちで鳴り響きます。
この交響曲と合唱は本当に多くの人に親しまれています。
第九を歌う時、私は「難しい..」とつくづく思いながらも、
やっぱり「と〜っても魅力がある曲だなぁ!」と感じています。
ハーモニーを楽しんで第九の合唱ができればいいな、と只今努力中です。
オーケストラの演奏が、これまた楽しみで、
今年はさらにワクワクするような演奏が聴けそうです!
実を言いますと...
合唱団員は、今度のアンサンブル・シュッツの「第九」を
スゴク楽しみにしているのです。
きっと「第九」のさらなる魅力をみつけられることでしょう。

同じくベートーベンの「合唱幻想曲」は、ピアノコンチェルト+合唱です。
実は私、この曲が「第九」の基礎になった曲だ、ということを今回初めて知ったのでした。
合唱を聴いて「なるほど!」と思いました。「第九」に通じる音とハーモニーなのです。
その「合唱幻想曲」は、木下太陽さんの素敵なピアノとの共演でお届けします。 太陽さんのピアノは、私の印象では、
「さりげないけど力強く、透明感があって音の粒がキラキラしてるピアノ」なのです。
太陽さんとアンサンブル・シュッツの競演によって、
どんなピアノコンチェルトになりますでしょうか?
こちらも本当に楽しみです。

2つの演奏会、ホントにどちらも、とってもオススメなのです。
少しですが私の感想とともにご紹介させて頂きました。

合唱団の方は、これから、
合宿、ハープあわせ、オーケストラあわせを迎え、
そして、本番に臨みます。
練習にもさらに熱が入ってきます。
1999年、まさにラストスパートです!


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