1999/12/20
<「クリスマス・オラトリオのこと.」>

(今回の担当:ALT.嶋 宏子)

 実はわたしは数年来のシュッツ合唱団のファンなのです.
演奏会を何度か聴きに行き,素晴らしいハーモニーに
いつも感動しておりました.わたしも一緒に歌いたいなぁ...
と思いつつ,仕事も忙しいし,あんなレベルの高い合唱団は
ついていけない!と二の足,三の足を踏んでいたのでした

 それが,今年のクリスマス.コンサートにシュッツ合唱団が
3年ぶりにクリスマス・オラトリオを演るという情報を仕入れ,
バッハが大好きなわたしは,もうこれは,わたしもまぜてもらう
しかない!と思いたったのでした.

クリスマス・オラトリオ・・・良い曲ですよねぇ・・・
最初のティンパ二とトランペットの響きを聞くだけで,
ウキウキワクワクしますよね.
救い主の訪れに喜び躍る心を,これ程素直に美しく,そして
誰にでも共感できる形で表現するなんて,やはりバッハは
タダモノではありません.

どの曲も情景が眼に見えるようで,本当に心がはやります.
クリスマスの喜び,救い主がお生まれになったことの喜びを
福音書の中の登場人物と心を一つにして,歌えるなんて,
しあわせだ〜!

 今回のクリスマス・コンサートはわたしにとって,シュッツ合唱団
での初舞台となりましたが,こうした喜びの歌を歌うことができて
本当に嬉しかったです.
何事も初めての時は,よくわかっていないということもあるでしょうし,
また怖いもの知らずということもあるでしょう,
初舞台は全く緊張することなく,楽しんでいるうちに終わりました.
うん!本当に楽しかったです.

 観客席にいる時も充分楽しかったですが,演ってみるともっと
楽しかったです.
きょうの観客の皆さん(なんと719名!ほとんど満席状態!)も
楽しんでもらえたかしら...というのが,気になりますが.
さ!来週,12月26日(日)はベートーベンの「第九」と
「コラール・ファンタジー」の演奏会です.
気持ちを切り替えて,また練習に励みたいと思います.
「第九」も「コラール・ファンタジー」もクリ・オラと同じく喜びの歌です.
喜びが歌を生み,歌が喜びを生む...これって嬉しいですね.

 


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