2000/5/7
<「ヨハネ受難曲」連続演奏が終わりました。>

(今回の担当:SOP.倉橋史子)

昨日5月6日、「ヨハネ受難曲」連続演奏が終わりました。
神戸・京都ともにたくさんの方に聴いて頂く事が出来ました。
今回は遠方から来て下さった方も多かったと聞いています。
心からお礼を申し上げたく思います。
どうもありがとうございました!!
また御感想など頂ければ、幸いに思います。

実は今、打ち上げ会から帰ったところなのですが、
やはりバッハを歌い終わった日というのは、想い巡る事が終わらず、
コンピューターに向かってしまっています。

「歌い終わった」なんて、偉そうに書いてしまってはいけませんね。
「歌わせてもらった」というのが、本当の所です。
何度、歌っても、バッハの音楽は大きく、熱いものでした。

バッハを歌うことが出来て、こんな偉大なものが自分の身体の中を
通す経験が出来て、幸せであるとともに、同時に改めて「音楽の厳しさ」、
「本物の凄さ」を体感してしまうのです。

若輩者が「何を!」と言われるのを覚悟で書かせて頂きますね。 (恐る恐る・・)

バッハの音楽は奏者にとって、終わりがないのです。
(どの作曲家の作品もそうだとは思いますが、やはりバッハは『特別』でしょう)
「これで、もう満足」がやってこない。(笑)
何度やっても「ま〜だまだ〜」と静かに笑っている・・。
そんな大らかなバッハの顔を見えてくるのです。
いつもあたたかく包んでくれるバッハと、「まだまだ修行が足りん!」と容赦なく 何度もなぎ倒されてしまう、そんな厳しいバッハと。
今回の連続演奏でも、そんなバッハの顔を何度も思い浮かべました。
私はバッハの「ヨハネ」を演奏後はいつも、「また一から、やり直し〜!」という新たな気概に満たされます。
例外なくそうなんです。私にとって、本当に感謝です。

当間先生の「バッハを伝えたい!広めたい!」の理念のもとに、
バッハの「ヨハネ」を演奏し続けてきたシュッツ合唱団です。
(なぜかメンバーにとっては、個人的な節目節目に演奏する事が多い様です。
私も含めて、そうですね)
今夜は、それぞれの想いを胸に帰路に着いている事と思います。

特に今回は、連続演奏に向けて、アンサンブル・シュッツの皆さんと過ごした時間も
私の心に残る最高の時間でした。
「いっつも一緒に練習したいよ〜!!」なんて贅沢勝手な事を思ってしまっています。(^^)「楽しかった〜!!」

打ち上げ会では、今回初めて「ヨハネ」に取り組んだ多くの若いメンバーが、
それぞれの胸に残った熱いものを、目を輝かせて語っていました。
どの顔も、ちょっぴり頼もしくなったものを感じました。
(私なぞは、ここでも「バッハ」の偉大さを感じてしまうのです。)

その彼らの演奏後記を、日誌に上げられたらなあ〜と思っています。
またその折りには、お読み頂けたら!と思います。

それでは、今日はこれにて、おしまいです。
おやすみなさい。


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