2000/5/20
<「小熊たちの歌声」>

(今回の担当:TEN.鳥海治房)

みなさまは、ヴォーカルアンサンブル・ベアーズをご存じですか?
知っている、というあなた! ありがとうございます、ホールでの演奏会だけでな く、
マンスリーコンサートや懇親会にも来て下さっているのですね。ですが、知らない 方々のために、ちょっとご説明を・・・。

シュッツ合唱団のメーリングリストに、<新企画「くまのあな」作戦!!>というメ ールが流れたのは、去年の6月末のことでした。発信者は、長井先生で、その内容は、 「アウローラ、声楽アンサンブル以外の室内合唱団員で、少人数のアンサンブルを組 んで、マンスリーコンサートで聴いてもらう」
というものでした。長井先生の愛称「くまさん」にちなんで、仮称「くまのあな」作 戦だったのですが、いつのまにか、「ヴォーカルアンサンブル・ベアーズ」という立 派な(?)名前がつきました。この企画は,さっそく始められ、毎回少しづつメンバ ーを変えつつも、ヴォーカルアンサンブル・ベアーズは、マンスリーコンサートの常 連になりました。
今月のマンスリーに出演するのが、ヴォーカルアンサンブル・ベア ーズ6期生となります。

僕は、3期生、5期生で参加させてもらい、今回が三回目のベアーズとなります。

さて、ベアーズのメンバーとなって最初にすることは、練習日程を決めることです。
火曜日は室内合唱団の練習、水曜は全体練習。日曜も月一回は全体練習があります。
演奏会が近づけば、オケあわせや合宿などもあります。
そんな正規のスケジュールの合間を縫っての練習です。各自の都合のつく日を出し合 うのですが、全員がそろう日は、なかなかありません。結局、ほぼ全員そろって練習 できるのは、一回のベアーズにつき、3、4回でしょうか。しかも、最初の1、2回は曲 決めに費やされるので、残りのわずかな練習で曲作りをしなければなりません。それ から、仲間の前で(ベアーズ以外の合唱団員の前で)の1、2回の演奏披露を経て、本 番です!

少人数アンサンブルは、面白いです。一人一人の歌声が、全体に大きく反映されます 。

音楽を作っていく中で、各人の色や好みも、いろいろと見えてきます。
しかし、面白いだけではありません。僕のように、技術不足な者にとっては、大変で す。前々から苦手だなあと思っていた課題が、はっきりした形で、次から次へと吹き 出してきます。その中で、周囲へ大きく迷惑をかけることになりそうな点、早急に直 さなければならない点から、改善していこうとするのですが、一朝一夕には、なかな か・・・。
それでも、ベアーズ参加の度に、いろいろと勉強させてもらっています、はい。
楽しく歌って、自分の上達のたしにもなる、そんなベアーズに参加できるのは、しあわせなことです。

この間の火曜日の室内合唱団の練習の最後に、仲間の前での演奏披露をしました。
評価は・・・.あまり良くはありませんでした(これでも控えめな表現?)。
3期生のときには、本番前日の演奏披露は、けっこううまくいったものの、本番でそ れがうまくできず、くやしい思いをしました。5期生のときには、まだまだ課題が浮 き彫りになるような演奏披露でしたが、本番では、それまでの練習を通じてほぼベス トといえるような演奏ができました。
明日(この原稿を書いているのは、5/19の夜です)、6期生の最後の練習があります 。
そして、5/24が本番です。今回は、どうなることでしょうか。

結果は、みなさまの耳でお確かめ下さい。
今までのベアーズを聴いてきた方々も、まだ聴いたことのない方々も、ぜひぜひ聴き に来て下さい。


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