2001/7/12
<今年の夏は録音の夏!>

(今回の担当:TEN.鳥海治房)

 今年前半の大きな演奏会も全て終わりました(ご来場下さった御客様、演奏会を裏 方として支えて下さった方々に感謝しています)。次の演奏会は、秋の「邦人合唱曲 シリーズ」なので、夏は、ちょっとしたオフ気分。しかし、今年は、この夏の間に、 「木下牧子アカペラ集CD録音」という一大イベントがひかえています。さあ、その練 習が始まりました!
 木下牧子先生は、気さくなかたです。「木下牧子作品展2」の練習でお会いした際 には、僕のような一介の素人の些細な質問にも気軽に答えてくれました。先生の膨大 な合唱作品の中から、三月の「木下牧子作品展2」や六月の「現代音楽シリーズ」で は、「虚無の未来へ」「邪宗門秘曲」など、管弦楽伴奏付きの作品を歌ってきました 。これらは、表現力はもちろんのこと、それに負けないような”声”そのものを要求 される作品でした。特に「邪宗門秘曲」などは、歌うたびに声量が増していくような 気がしており(気のせいかな?)、今後も歌う機会があればいいなあと秘かに願って います。

 さて、今度はガラリと変わって、アカペラです。アカペラだから当然ハーモニーは 大切ですが、そのハーモニーに包まれて、素敵な心象風景が描かれています!そんな 作品も含まれているのです。そんな作品は、団員全員がすっかり気にいってしまい、 我が団のレパートリーに加えたくなるような曲でもあります(その中の一曲は、今月 25日のマンスリーコンサートでも、さっそく披露することになりそうです)。
 ”声を引き出してくれる作品”に続いて、”心を引き出してくれる作品”を歌うこ とになりました。素晴らしい機会が与えられたことに感謝している、今日このごろです。


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