2002/5/11
<「現代音楽シリーズ」に向けて、スパートです!>

(今回の担当:Alt. 松本陽子)

5月になりました!もう、お天気のいい日は、真夏のようですね。合唱団員も練習中は半袖が増えてきました。昼間の練習では首にタオルの人もいます。また、暑さとたたかう季節に入ってきました・・・

さて、先月21日の神戸公演も、たくさんの暖かいお客様にお越しいただき、無事終えたと一息つく間もなく、5月4日、東京で木下牧子さんの「サンクスコンサート」がありました。木下先生と出演者のみなさんのトークなども交え、笑いあり、涙ありでたいへん盛り上がりました。合唱団からの出演者は、前日から東京入りし、本番のあと少しだけ打ち上げに参加し、すぐに飛行機で大阪に帰ってしまったのですが、私は次の日も上野で美術館に行くなど、実に芸術的な一泊二日を満喫いたしました(^^)

というわけで、いよいよ、次の演奏会は「現代音楽シリーズ」です!!なんと、大阪での大きな公演は、上半期は最初で最後なのですね〜
ようやく、室内合唱団員も、シュニトケ、ペルト、千原といった現代音楽の世界に集中できます。と、気がつけば1ヶ月前。ここから「まき」を入れていくわけです。

シュニトケ「レクイエム」は、まず楽器の編成がユニークです。マリンバ、エレキギター、銅鑼など、個性的な楽器が登場します。まだ楽器との合わせはしていませんが、どんな風になるのか、ドキドキです(^^;)とても難しい曲で、大変なのですが、情熱あふれるこの曲の良さを伝えるため、がんばっています。

「阿知女作法(あちめのわざ)」は、前にもこのコーナーで書きました。モチーフは神道ですが、それが主題ではなく、「祈り」の最もはじめにある「声」の持つちからを伝えられたらと思います。どんな世界がホールに広がるのか、楽しみです。

ペルト「祈る二人」はアカペラ女声合唱です。独特の軋む音が美しく、純粋に音だけでも楽しめそうな、色々な表情のある曲です。

現代音楽には、いつも驚かされます。音とり段階で驚き、合わせてみて驚き、楽器が入ってさらに驚くといった感じです。初めは音の複雑さにとまどいますが、練習が進むにつれ、不思議な美しさ、不思議な感動に気付きます。軋みながら移動する音、激しくぶつかり合う音の塊、思いもかけないリズム。そんな中に現れる澄んだ和音・・・やっぱり文章では伝えきれない、生で聴いて頂きたい!のです。

「現代音楽シリーズ Vol.13」
   2002年6月9日(日) 開場15:30 開演16:00  いずみホール

昨年よりも、開演時間が早くなっておりますので、遠方からのご来場もお待ちしております。
めったに体験できない音空間。ぜひ、お聴き逃しありませんよう。みなさまのご来聴、心よりお待ちしております。


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