2002/12/12
<今年のクリスマス・コンサートは!?>

(今回の担当:Alt. 鈴川寿代)

 今年も早や12月を迎え、クリスマスのシーズンが到来してきました!それと同時に、大阪コレギウム・ムジクムがお届けしますクリスマス・コンサートが今年も近づいてきてます!

 このコンサートではJ.S.バッハ「クリスマス・オラトリオ」を柱にクリスマスにちなんだ曲を揃えて毎年皆様に楽しんで頂いてます。今年はお馴染みの「クリスマス・オラトリオ」の他に、シャルパンティエの「真夜中のミサ」を演奏することになりました。大阪コレギウム・ムジクムでは、1998年のクリスマス・コンサート以来の演奏となります。

 マルク=アントワーヌ・シャルパンティエは「太陽王」と呼ばれたフランスのルイ14世の時代に活躍した作曲家です。この曲は、クリスマスのための典礼音楽で、特に荘厳な深夜ミサのものです。深夜ミサでは特別華やかな曲が用いられたそうですが、この曲は10曲のノエル(クリスマスの民謡)の旋律を引用して作曲されたミサ曲ということもあって、とても可憐で、親しみやすさを覚える曲となっています。4声合唱とソリスト、リコーダー(今回はフルートで演奏します)、弦楽、通奏低音という編成の、舞曲のようにリズミカルで、また牧歌的な「真夜中のミサ」。今回は初めてSCHOTT版を使って演奏します。1998年に私達が演奏したものよりも音域が一全音あがった形となり、フランスの香りのするこの曲が、さらに華やかさを増して登場します!

 そしてバッハの「クリスマス・オラトリオ」。お客様や団員の中には「これを聴かないと、クリスマスという気がしない」「これを歌わないと、年が越せない」という特別な想いを抱いてる方もいると聞いています。全部で6部からなるこの大曲は、本来6日間の礼拝に1部ずつ演奏するために作られています。その中の1〜3部(イエス誕生〜羊飼いへの告知〜羊飼いがイエスの元へゆく)をトランペットやティンパニが加わった管弦楽でお贈りします。(※来年1月のマンスリー・コンサート≪音楽市場≫では第4部を演奏する予定です。1/22(水)19:00開演、場所は日本福音ルーテル大阪教会です。お楽しみに・・!)

 その他、毎年ご好評頂いてますクリスマス・キャロルも忘れてはなりません。「きよしこの夜」や「ホワイト・クリスマス」など、クリスマスにまつわる音楽を楽しんで頂けます。もちろん、ヴォーカルアンサンブル“アウローラ・ムジカーレ”による素敵なクリスマス・ソングも!さて今年はどんなキャロルが演奏されるでしょう?どうぞご期待下さい♪
 クリスマス。その意味を考えながら、新しいメッセージを伝えるべく、今年も心をこめて演奏いたします。12/15(日)には、その音楽を感じに、いずみホールへ是非お越し下さいませ。

 また、12/23(月・祝)には「マンスリー・コンサート≪音楽市場≫スペシャル〜クリスマスの夕べ〜」と題しまして日本福音ルーテル大阪教会にてクリスマス・コンサートを開きます。上でご紹介しましたシャルパンティエ「真夜中のミサ」の他、クリスマス・キャロルを楽しんで頂く予定です。こちらにも是非足をお運び下さいませ。



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