2004/3/2
<第1回OCM楽典講座(第1期)、開講されました!>

(今回の担当:Sop. 倉橋史子)

弥生3月。春の訪れももうすぐそこかな、と思わせる今日この頃。
しかし三寒四温とはよく言ったもの、暖かくなったり急に冷え込んだり・・
声を使う者にとって油断のならない季節、早春です。
そんな季節の中、去る2月23日、第1回OCM楽典講座が開講されました。

間際のアナウンスにもかかわらず、大勢の方々が受講されました。
(HPを見て来られた方もおられたと聞いております)

まず最初に大変気に入りましたフレーズがありました。
当間先生の「楽典(がくてん)と読まずに楽典(らくてん)と読みましょう」
(勿論、これはこの講座以外では通用しない読み方ですが・・と
「但し書き」ならぬ、「但し事あり」でしたが)
この一言で、場内の空気は一気に和みました。
(「らくてん」って楽しそうですよね〜?)

かくいう私も学生時代(と言っても、中・高校生の頃です)
この「楽典」に随分苦しみました。(告白)
(「音楽通論」ともいいましたね。
しかしその頃は、まさしく「音楽苦、痛論」でしたっけ(笑))
「なんでコレしないといけないワケ?」なんてちょっと思ってました。
しかし、やはりやらないといけない事だったのですね。
お恥ずかしくも納得したのは随分後。
子供ながらにバロック・古典派の音楽に傾倒した頃でした(^^))

まず事の道理が解らないと進めないタチでしたので
(今もってコレは困ったものでして・・)
全くもって「なんで?」「どうして?」の嵐が頭の中に吹き荒れて
なかなか勉強は捗らず、「こんなんじゃ受験、間に合いませんわよ」との
キビシイお言葉を日々頂いて帰ったものでした。
(なにせ受験の為の楽典でしたから・・)
しかし、或る時「こりゃ、もしかしたら面白い世界かも!」と目覚めの時が
やってきました。(どこの所からはナイショです)
あの「こりゃ面白いぞ閃き」がなかったら今の私はないかもしれません。

「ただ暗記しないといけない風」なのが面白くなかったのですね。
(しかし受験にはこういうのが多かった様に思います)
等々・・・・色々思い巡りながら受講時間でした。

さて今回第1回目の講義内容は<五線と加線><音部記号><音名>
<音符と休符><付点音符と複付点音符>でした。
知ってるつもりでよく知らなかった事。
何も疑問に持たずに、ただ教えられた知識として見過ごしていた事。
そして初めて知った事!(@@)
毎日、音楽と接しながら「当たり前」として見ている楽譜の中に、
発見の多い講義に、またまた音楽の奥深さを再認識した2時間でした。
今回私が特に心に刻みました事は
先生は言われた「原理が解ればいいのです。
丸覚えするのではなく、原理さえが解れば応用が出来ます。
原理が解らず丸覚えしてしまうのは良くないのです」という事でした。
これ、何にでも当てはまる事だよなあ、と反省も込めて深く感銘を受けました。

「理論の為の楽典」ではなく「演奏の為の(演奏現場で役立つ)楽典」を!」を
モットーに!という前置きの元に始まりましたこの講座。
これからも原則として月1回、開講されます。
(次回第2回は3月29日です)
事前にまたアナウンスもさせて頂くと思いますので
御興味がおありの方、ぜひお運び下さい。(^^)

さてさて、合唱団は只今「丹田呼吸法」に夢中です。(笑)
合唱団ごと「身体を改善中」(ちょっとオーバー?)
この成果は如何に?
この春の楽しみであります。(^^)

そして今週末に迫りました東京での「合唱講座in Tokyo」!!
多くの方との出会い、こちらもとても楽しみです。(私も参加します)

では今回は、OCM楽典講座の御報告でした!


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