Bringt her dem Herren, ihr Gewaltigen SWV 283

Mezzosoprano(Alt), basso continuo
メゾソプラノ(アルト)と通奏低音

小宗教コンチェルト集 第1巻

作品8-2〔新全集10(1)〕

Bringt her dem Herren, ihr Gewaltigen, 主に帰せよ、神の子らよ。
Ehre und Staerke, 栄光と力とを。
Bringt her dem Herren Ehre seines Namens, 主に帰せよ、御名の栄光を。
betet an den Herren im heligen Schmuck, 主に祈りなさい、聖なる装いで。
Alleluja. ハレルヤ。
Alle Lande beten dich an 全地はあなたに祈り
und lobsingen dir, あなたを誉め歌い、
lobsingen deinem Namen, あなたの御名を誉め歌いますように。
Alleluja. ハレルヤ。
(Psalm 29, 1-2)
(Psalm 66, 4)
(当間訳:詩編 29. 1-2)
(詩編 66. 4)

【解説】当間

始めのテキストを「主に帰せよ、神の子らよ」と訳されているが、「ihr Gewaltigen」を訳すのは少し難しい。現在使われているドイツ語聖書には「ihr Himmlischen」となっている。
前半ハレルヤの前までは29篇、後半は66篇から選ばれています。礼拝用に編集されたものか?

【演奏】

メゾソプラノ、あるいはアルトで歌われる朗誦スタイルの独唱曲です。
各詩節ごとに歌われる3拍子のリフレイン「アレルヤ」、時折見せる喜悦の修辞的語法、即興的装飾が行われ模倣的に応答し合う通奏低音と旋律、それらはまた楽曲の流れを結びつける構造的動機の役割を果たす。喜びに溢れた輝かしい曲です。

【演奏時間】〔3:20〕