No.572 '04/10/19

「名古屋ビクトリア」通信3


先週の木曜日(10月14日)、「名古屋ビクトリア」の練習に行きました。
いつもなら日曜日が練習日。しかし私のスケジュールの変更にともなって、練習日の予定も変更になっています。
迷惑をかけてます。できるだけ変更の無いようにと思っているのですが、急に予定が加わったりで苦慮しての変更でした。(重ね重ね申し訳なく思います)

今回は小学校をお借りしての練習。
演奏会は来年の3月とはいえ、もうそろそろ団としての「響き」が出てこなくてはなりません。
前回までは、ちょっと不満な私。各バートのバランスが良くないのですね。
しかし、メンバーには不満はありません。今までの練習の中でも手応え充分な私が目指す響きの「片鱗」は確かに見せてくれているのですから。
後は練習量、そして私との合わせですね。

聴いて驚きました。
「響き」が出てきているのです。
特に今回はテノールに大きな変化がありました。
そしてベースです。
実は、テノールはじっくりと私と共に「テナー作り」を始めようとする<これから>のパート。まだまだ声づくりもままならない状態なのですがこの日は違っていましたね。
気迫が違います。(笑)
その結果、全体の響きが変わります。というか、響きが安定したのですね。断然、私も気が乗ります。
それに加え、この日のベースが人が違ったように(笑)良く、声が飛び、響きも増して全体を支えています。
練習を始めたころベースは二人。そしてこの二人にはちょっと事情がありまして(どんなこと?(笑))私が特に気にしている二人なんです。

私がパートの変更をアドバイスしました。
この二人、はじめはテナーだったんです。
しかし、声を見てこれはバリトン、そしてベースだと判断。
急遽変更です。音取りはやり直さなければなりません。ちょっと可哀相かなと思ったのですが、いやぁ驚きました、「やって見よう」と前向きの返事が返ってきたのですね。
こんなところにも私が名古屋へ出かけていこうと思った要因があります。
みんな愛すべき素敵な若者たちです!
その二人がベースの響きを持って全体を支えているのです。
ちょっと感動しました。

「今日の10月14日を「日記」につけておこう」と私。(笑)
この日、真の意味での「名古屋ビクトリア」が誕生したのでした。
今までは準備期間。これからが団の響きづくり、そして音楽作りです。

2時間ほどの練習後はまたまた近くの居酒屋へ。
少し手狭の部屋に予想を越えて(?)の参加。いやはや賑わいました。
部屋が狭いのに、会話はそれぞれ話題も違ってかしましい。(笑)
もうバラバラです。(でも私こういうのが大好きです)
そしてそういう状態であっても、そこはかとなく周りを気配る空気が漂っているのが何ともスゴイ。

ピアニスト選考の話もあり(まだ決定していません)、充実の「飲み会」でした。
この日は名古屋での泊まりです。
ホテルへ向かう途中家に電話をしたのですが、家人曰く、「元気な声、若い声、10年前の声ですよ〜」ですって。(笑)
連日の忙しさ、そして疲れ。
全部吹っ飛んだ名古屋の「練習」2時間+「飲み会」2時間、というわけです。



No.572 '04/10/19「「名古屋ビクトリア」通信3」終わり