No.598 '05/09/01

雑誌“大阪人”での三十周年記念記事


雑誌“大阪人”に、「大阪コレギウム・ムジクムが三十周年/多層にひらく音楽の輝きに存在感も確か」と題する記事が掲載されています。
筆に勢いのある巧くまとまった文章で、ジャーナリスト粟飯原 眞氏が書かれたものです。
今までにも色々な媒体で沢山の紹介文を書いていただいてきましたが、この記事、その中でもお気に入りのものになりそうです。

また“大阪人”という雑誌に掲載されたというのも大変嬉しいです。
“大阪”にこだわって演奏会を開いてきました。
生まれ育った地域に根ざす。このことは精神的な礎としてとても大きいと私は思っています。
チャレンジャーとなって新地に挑む、ということもあっていいかもしれません。
しかし、文化を築く、あるいは伝統に連なって文化を発信するという意味に於いては活動する地域と場所は大切な条件の一つです。
生活圏の中にあって活動を共にする、それこそが「活動の根づき」、と考える 私です。
だからこそ、地方誌“大阪人”での掲載は何よりも意味深くまた意義あるものとして嬉しいわけです。

雑誌〔大阪人〕表紙

全文に関しては雑誌をお読み頂くことにして(雑誌の販売部数を伸ばすということを含めてのお勧めです(笑))、その一部分を抜粋しておきましょう。

「演奏の錬磨といや増す音楽の輝きから、底辺開拓まで怠りなく、多層に展開するこの集団の一味同心ぶりは、三十周年も通過点といった小気味よさで、初心を忘れない志も見事というほかない。」

これは記事の終わりに出て来る文なのですが、前文では我々の活動の歴史を本当に巧くコンパクトに、かつ正確にまとめて頂いています。

本当に嬉しく、また光栄に思います。
身を引き締めて、これからも音楽に邁進する所存です。



No.598 '05/09/01「雑誌“大阪人”での三十周年記念記事」終わり