No.635 '07/06/27

「マンスリー・コンサート」考


「マンスリー・コンサート」は別のページで報告ならびに感想など書いてきたのですが、ソフトなど少し問題など合ってスムーズに進んでいませんでした。
まぁ、それだけではなく次々とスケジュールが襲ってくるので書けない、フォローができないということもありましたが・・・・。(笑)

しかし、ここ二回ほどの「マンスリー・コンサート」の「SCO」の充実ぶりは特筆に値すると私は思いますので、ここにその報告を書いてみたいと思いました。
先月など、「SCO」の合奏を聴いて多くの人たちが「涙」していたのですね。
当のメンバーたちはあまり自覚は無かったようですが(これがまた不思議ですし、良いところなのかもしれませんが)ほんと、素晴らしい演奏でした。

今月もまたこれが良かったのですね。

いましばらくお待ち下さい

今月は先月とガラリと様式が違う作品でした。
先月はレスピーギ、今月はホルスト。
実は私が多忙で練習を見ることが出来ないでいました。
特に今月の「セントポール組曲」は「SCO」にとって苦手な音型が多く(と私は過去の演奏からそう思い込んでいました)少し心配していたのですね。
でも、練習は見られず、当日のリハで聴くということになりました。

結果はとんでもない、とても良かったのですね。
生き生きと音楽が運ばれていきます。開放感があって音楽に広がりがあります。
気になっていたリズムや音型がそれぞれメンバーの体の一部になって立ち上がっています。
心配した私はちょっと反省。
メンバーは確実に成長していたのでした。

後でお客さんとも話したのですが、その方も本当に満足をして頂いている様子。
一緒にその成長を喜んでいただいているのですね。
そしてその真摯なご意見を頂けることにただただ感謝です。
そうしたお客さんに恵まれている「SCO」も幸せ者です。
これからも頑張りましょう。

今月はもう一つ嬉しい報告があります。
それは「千原英喜作品」の「歌曲」のお披露目をしたことです。
千原さんもお出で頂いての演奏でした。
歌うは倉橋史子。
立派にその大役を果たしてくれました。
会場では涙する人が何人もいました。
彼女の「歌心」が通じたのでしょう。

良い作品ですね。
これからも、もっともっと歌われて欲しい作品。
出版が待たれます。(千原さんに強く押しておきました(笑))
余談ですが、以前から倉橋史子の「リサイタル」のようなコンサートを計画したいと思っていたのですが、これもこの演奏を聴いてからその思いには拍車がかかったようです。(笑)
こうご期待でしょうか。

いましばらくお待ち下さい

今月も「シュッツ室内合唱団」の演奏で私の編曲した童謡を。
拙いものではありますが、彼らたちの演奏で少しは聴ける曲になっていますね。(笑)
これも続けていくつもりです。

そして最後は鈴木憲夫さんの「雨ニモマケズ」。
今年のテーマである「宮澤賢治」の始まりです。
秋には多くの賢治による作品をお聴き頂く予定。
千原さんの「雨ニモマケズ」初演もあります。
そしてまだ内緒ですがもう一つ初演があることと思います。
9月と10月に分けてのシリーズです。
楽しみにして頂けると嬉しいです。

いましばらくお待ち下さい

千原さんとのツーショットです。

いましばらくお待ち下さい

この日は遠方からのお客さんもあり、演奏会後は近くの「沖縄料理」で盛り上がりました。
千原さんもご一緒。
倉橋さんとの話も弾んだようで最終電車の時間までご一緒でした
私は北海道から来られた斉藤さんともう一軒。(笑)
ホテルのラウンジへ移っての談笑です。
帰りは日付が変わっていました。(笑)
でも充実の日でしたね。

良きメンバー、良きお客さん、良き友人、良きお店(笑)、良きパートナーに恵まれて感謝の日々が続いています。



No.635 '07/06/27「「マンスリー・コンサート」考」終わり