No.648 '08/01/25

「2008年 開幕です」


この一文は「シュッツの会便り」に掲載したものです。
写真が付けられなかったためにここに転載しました。
私の歴史を綴るためにも「日記」に残すことにします。
それにしても年頭から精力的でした。(笑)

写真のサイトはこちらです。以下の文章の中で(*写真)と印がついているものが掲載してあります。

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「2008年 開幕です」(「シュッツの会便り」から転載)

お正月を挟んで旅行に行くのが恒例になっています。
「恒例」は一つ間違うと「惰性」となることも。
実は数年前からその危惧を感じていたのですね。
温泉、スキー、そして観光。行ってみればまたまた感動するのですが、行く前は それほどでもなくて深い期待を持たず出かけていたようです。(それまでの忙し さに疲労困憊、疲れ切って・・・の結果かもしれないのですが)

今年も温泉は「白骨温泉」、スキーは白馬「さのさか」、観光は「金沢」といういつものコースを巡ります。
先に結果を書いておきましょう。すこぶるこれが良かったのですね。近年にない 感慨にふける旅行となりました。

「恒例」となっている行事というものはその行事の迎えるそれまでの「過ごし方」「成果」「充実度」と関連して楽しめるものですね。
何を為したか。
そして、何を為そうとするか?
これらが行事の「ウキウキ」さ「幸せ」さに繋がるようです。

白骨温泉は、かつらの湯「丸永旅館」(*写真)。 気になっていた犬の「ピス」の健康は?・・・・・私たちが行く数日前に往生し ておりました。
老いてしまった「ピス」、昨年も心配していました。もう少し待っていてくれたら・・・ちょっと悔やまれます。
女将さんや大女将に温かく見守られて往ったとのこと、目が見えなくなって哀れさを誘う仕草などを聞いてちょっとウルウルしてしまいましたが、きっと犬人生(?)を幸せに全うできたのではないかと思って納得する私です。
この時点でのメンバー、13名。男性は私を入れて5名。そして女性8名(数合って ますよね(笑))。ドイツへ転勤となる我が合唱団の飯沼代表も久しぶりに参 加、そのことで私は内実ご機嫌の旅の始まりでした。
皆で入った温泉。(混浴の小さな外風呂。当然といっていいのか、皆タオルを巻 いての入浴なのですが何故か涙が出て来る時間の流れでした。皆の表情を見なが らその明るさと暖かさについ涙腺が弛むんですね)ホッコリとした時間が流れま した。(*写真)

翌朝、松本で観光(いや、食べ歩きです(笑))(*写真)をしてスキー場へと移動。
白馬「さのさか」では次々にメンバーが来てお宿は賑わいを増していきます。 (延べ30名弱)(*写真)
今年のスキー場は26年振りの大雪でおおわらわ。にもかかわらず私としてはス キー初年度並のはしゃぎよう。よく滑りました。
朝は10時ごろからリフトが止まる4時30分頃まで、それを4日間続けたのですね。
体調がとても良かったということもありますし、スキーがまた面白くなってきた ということもあります。アッという間のスキー三昧です。
この間、夜もお宿では宴会が続きます(笑)。ここでまた様々なドラマが起こる のですね、この団体。(笑)(*写真)
まぁ、だからこそ「生きている」「旬」ということでもあるわけですから私はた だただ見守るばかり(?)〔少し講話めいた話もしてしまいましたかね(笑)〕 ちょっと気が抜けない時間帯ではありますが(笑)これもまた本当に楽しいひと ときなのです。

スキーも終え(寂しかったです)、「さのさか」を去るとき私たちを追ってお宿のご主人、北沢さんが駆けつけてくれました。(事情があって今年は常時お宿には居られなかったのですね)
北沢さんにお会いできたことは私の人生の中でも大きな事件の一つです。決して 饒舌ではない北沢さん。その人柄に惹かれ続けて何年が経つのでしょう。お宿の 一室に我々の写真が貼られているのですが、その時間を振り返ることは無類の幸 せの瞬間です。
亡くなった玉美さんの姿があります。今は団には居なくなった人もいます。全て 北沢さんとの出会いがあって「さのさか」に集ったその一コマたちです。
その北沢さんが田舎の小さな駅舎で先回りして私たちを待っていらっしゃる。
初めてです。北沢さんを見て涙が出たのは・・・。
この文章を書くために二枚の写真を見ています。駅で撮った集合写真です。
私、いい顔をしています。その横に更にいい顔をした北沢さんがいます。
良き友、良き仲間がいるんですね。写真に写っている顔、顔、顔。またまた目が 潤む私です。そこには笑顔の中、確かなそれぞれの人生があります。それにきっ と感謝と感動を覚えるのでしょう。ずっと脳裏に焼き付けておきたい貴重で大切 な写真となりました。(*写真)
〔それらを見ていたもう一人(?)の目がありました。カモシカです。雪景色の 中に茶色のコントラストが印象深く残ります。こちらを見て(しっかり見ていま したね)、直ぐに行ってしまいましたが何故か時間が止まった一瞬でした〕

金沢、食べ歩きですね。(笑) ネタの良さが忘れられず、以前行った寿司屋を目的とする恒例の金沢滞在です。
濃い時間が流れます。二日間の滞在なのですがこんなゆったりさを感じたことは そうありません。私を入れて11名。(*写真)

明子さん(苦労をかけています。皆とお酒を酌み交わして笑っている姿を見るの は何よりも嬉しいです)、史ちゃん(「恐い人です」、と人に紹介するらしいの ですがこの人が居て合唱団は成り立っています。もう少しホッとさせてあげたい のですが・・。)、祐子ちゃん(有能、優秀な会計です?しかし私にはいつも優 しく接してくれます。もう私の心のオアシスです(笑))、陽ちゃん(今年度よ り飯沼代表から代表を受け継ぎました。皆のアイドル状態(笑)。しかし大役、 しっかり努めて頂きます!)、島ちゃん(私が一番素に戻れる時間を作ってくれ る人ですね。ちょっと恐く私に意見する人でもありますが・・(笑))、えっ ちゃん(本当に良く動く人です(笑)。ツアコンと異名を取る彼女、三面六臂の 大活躍です。私は個人的にとても助かっています。動きすぎて軽く思われるきら いがあるのですが、これがまたれっきとした副代表でもあるのですね)、江戸さ ん(前世では兄弟だったのではないかと密かにほくそ笑む私。抜群の音楽センス です)、みやちゃん(私の育て児、一番弟子です。ですから可愛さも心配度も人 一倍(笑)。合唱団の頭上に輝くハイボイスの女王です)、三木くん(近年稀に 見る好青年?かな(笑)。ちょっと真剣に教えてみようかと思わせる器と映って いる私です)、そして剛(副代表に就任です。もうドキドキ、ハラハラ、ワクワ ク、全部味わわせてくれる人。私の人生、彼抜きでは語れないものになりました (笑))。

この人たちと金沢を歩きます。
重ねてしまうのですね。この人たちの歩み、その人生に。
ここには集えなかった合唱団や「SCO」のメンバーの人生に思いを馳せます。
大切な人たち。何ものにも替え難い、替えることのできない人たち。
その人たちを失望させることなく、充実した活動をと、新たに心を引き締めた8 日余りの日々でした。
恒例ではあるが、いつもではない「恒例」。
何かが始まる序章ではないか、そう感じる私です。

年頭の挨拶、今年の抱負、予定などを書くつもりでパソコンに向かいました。
しかし書き始めた瞬間、上のような内容へと文章が走ります。
私の心意気を伝えたいと願ったからだと思います。
今年も音楽に専心する所存です。
音楽とは何か?人生とは何か?それが識りたい人生だと思います。
意気揚々なのではないでしょうか(笑)。このことをお伝えしたかったのですね。

今年もどうぞよろしくお願いします。
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以上。転載終わり。



No.648 '08/01/25「「2008年 開幕です」」終わり