No.658 '08/11/07

もう11月ですね


11月の紅葉

私が住む団地内の木々も色づいています。
秋も深まりました。

もう、11月なんですね。
この「日記」、8月の北海道演奏旅行で止まっていましたね。
オプショナルツアーでの楽しいシーンも書きたかったのですが、さすがに今ではタイミングを外しています。
忙しくなればなるほどホームページや他の書き物をしたくなる私なのですが、こんどばかりは本当に忙しかったようです。(笑)
9月の「邦人曲シリーズ」、そして10月の「現代音楽シリーズ」。もう自身で言うのもなんですが<凄まじかった>です。
「光陰矢のごとし」。
11月に入ってやっと少しの心の余裕でしょうか。

相変わらずの毎日なのですが、心の切り替えをもって次に進もうとしています。
世の中、目まぐるしいのか、混迷しているのかは判りませんが大きく様変わりしていっているようです。
極力、周りの移り変わりに左右されずに生きたいと思う私にも相当の向かい風が吹いています。
それだけ動きは大きく、また激しいのでしょうか。
自分の生き方とぶれることなく周りと溶け合いたい。それが私の願いですね。
そのためにはやはり自分に託されたことを一生懸命毎日コツコツと、しかし確実に実行していくしかありません。
余計な遊び心や必要でない<欲>など持たぬように。(笑)

音楽している時が一番充実した気持ちになれます。(当たり前のことのようですが、少し油断すると直ぐに<魔物>がやってきますね(笑))
その音楽に心が専念できるためには、いっぱい考えることですね。人についても、社会についても。そのことの重要性に改めて気づかされます。
「芸術」という言葉は私、どこか気恥ずかしいものが付きまとってしまうのですが、でも人間の営みとしての「芸術」は人を考えずして行われる筈はありません。
人間について徹底的に考えたいですね。

仕事部屋である「書斎」に向かう道すがらにいつも心和む一角があります。
下の写真がそうです。(今は花も少し寂しそうですが)
ボランティアで維持されているようなのですが、この風景にも「人」が居ます。

11月の紅葉

感謝しつつ、いつもこれを見ながら様々な想いに耽っている私。私の創り出す音楽もこんな風であれば、そう願うのですね。
11月、肌寒くなってきました。この季節、人は感傷的な気持ちになるのでしょうか。



この日曜日は「京都モンテヴェルディ合唱団」の定演です。
人の心を紡ぐ、これは楽しい!
悩みや、不安や、確執など、沢山抱えている人間ですが、楽しいこともそれ以上に一杯ありますよね。
美しいものを想い描く、それは花であったり、物であったり、風景であったり。
人もまた美しいです。
それを識る、そんな演奏会にしたいですね。



No.658 '08/11/07「もう11月ですね」終わり