さて、石垣に休養に来て早一ヶ月になろうとしています。
明日帰阪する予定です。
石垣の報告、あるいは感想の最後としてこのページを綴ります。
何と言ってもこの休養の目的は歩くこと。鈍った体を回復させるためのものでした。子供の頃から体を動かして成長してきた私。それが音楽を目指すように成って動かさなくなってしまっていました。
それがこの年に成ってギシギシ、キリキリと体が悲鳴をあげているように感じるのです。
とにかく、広々としたところで、温かく、そしてノンビリとお酒を友人と飲んでホッコリする。これが目的です。
それだけでなく少しは読みたい本、作曲もできればと思ってそれらの用意もしてはきたのですが。
本は読みました。作曲もその準備とスケッチはできました。
でも大きな目標は体を動かすことだったのです。
一週間ほど前から訪ねてきてくれている史ちゃんが撮った、散歩中の私の後ろ姿です。
毎日の散歩は楽しかったですね。猫ちゃんたちとの出会い。すれ違う散歩者との出会い。ゆったりと時間を過ごすその方達の姿は私の心を和らげました。
特に「バンナ公園」の散歩は最高でした。動物との出会い、人との出逢い。もう感動が一杯です。
皆さん、太陽の動きや、月の満ち欠けに関心があるのですね。今日は天気がよいと判ると朝にも、夕にも集まってきます。
日没は美しいですね。「御神崎」の夕日には残念ながら良いシーンに出逢えませんでしたが、ホテルからは綺麗な夕日を拝むことができました。
あの美しい色は出ませんね。でも少しは想像していてだけるでしょうか。海の音も街の音も消えて、無音の中で太陽が大きく、そして静かに沈んでいきました。
沖縄に時々驚かされることがあります。そして何とも言えないウィットに富む表現に感心です。そのユーモアが私大好きです。
「！！ご注意下さい！！自動ドアですがたまにゆ〜っくり開く時があります」
この滞在中のハイライトは昨日起こりました。
絶景の山頂を持つ「野底岳マーペー」への登山です。
まぁもともと間違っての登山でしたが、登って良かったです。（「三才の子供でも15分で登った」という記事がその元。実は登頂近くの駐車場からのことで、我々はその入り口を間違えて麓から登ったというわけです）
ちょっと大変な登山道でした。ちょっとワクワクしながら、しかし急勾配の道は本当にきつかったですね。15分って長いよね、なんて笑ってお喋りしながら登ること一時間。
頂上に登ったときには以下のようなはしゃぎ方です。（笑）
私も撮られてしまいました。岩にまたいだのは良いのですが、カメラの用意が思いの外かかり、その間に足がつりそうになった私。
ちょっと顔が引きつっていますね。
よい運動になりました。最後に相応しいイベントでした。（笑）
美味しい食事にも恵まれました。さまざまな「ソバ」を堪能、案内してくれた田坂悦子に感謝です。そして私を気遣って約一ヶ月ほどの間に延べ10人以上のメンバーがこの石垣に訪れてくれました。
毎日の宴は本当に楽しかったです。そして真剣な話にもなりました。また、こちらの友人の方との出会いは一層深いものになったと思います。
また来るのが楽しみで、皆にも自信を持って案内できると思います。
No.684 '11/04/20「沖縄長期休暇（その3）」終わり
