No.687 '11/10/10

「なにわのバッハ」!?


産経新聞の「浪花ぐらし」というコラムにOCMの記事が2011.10.2と2011.10.9 の二週にわたって掲載されました。
これまでにも朝日、毎日、日経、などそれぞれの新聞にインタビューを受け、結構大きな記事として掲載されたこともあるのですが、
今回のように痛快、切れの良い心地良さを感じる記事には敬服です。

記事を書かれたのは編集委員・石野伸子さん。
私たちの演奏をお聴きになって紹介して頂きました。感謝です。
それにしてもその記事、内容なんですが第1回目は「知る人ぞ知る!? 音楽集団」、そして第2回目は「『なにわのバッハ』にぞっこん」なんですね。
石野さんは第1回目の「知る人ぞ知る!?」というタイトルを気になさって「当間さんはどう思われますか?」と連絡を頂いたのですが、私は「よくぞ書かれた、流石!」とばかり気に入ってしまいました。
文章は書き出しから惹き込まれる文なんですね。「浪花ぐらし」というコラムタイトル通り、親しみが持てる、そして目線の定まった優しさのある文体です。
「浪花」っていいですよね。私、大好きなんですこの名前。

第2回目の「なにわのバッハ」の表題に正直、驚かされました。
こともあろうに、何てことを!ですね。
あの敬愛、尊敬すべき、いや、神聖にして絶対的な存在として私の音楽神である方の名前を付けるなんて。そしてですよ、記事には「当間さんは丸顔で小太り。『なにわのモーツァルト』で知られるキダ・タローさんをほうふつさせる容姿で、勝手ながら『なにわのバッハ』と命名したくな る。」と書かれるんですね。
もう「何てことを!」です。(笑)
でもちょっとニヤついている私です。これまでにも思っていたけれど、しかし誰も口にすることのできなかった表現でしょう。もう、〈してやられた〉という気分ですね。

音楽と人を見つめて真っ直ぐ進んできた歩みです。
宣伝だとか、売り込みなどそんな時間は私には無いと思っていましたし、人好きなのに「人」が恐いという性分。
私が私で有り、人と繋がる手立ては「音楽」だと一徹に信じての歩みでした。
記事を読みながら本当に嬉しく思いました。
一徹が頑固にならないよう、たゆたいながら、しかし軌跡はしっかりと刻まれて行く、そんな人生でありたいなぁと記事を読みながら思いました。
改めて、一緒に歩んできた仲間に感謝です。

いつまで掲載されているか分からないのですが、メンバーが教えてくれた記事閲覧のアドレスを付けておきます。
是非、記事そのものを読んで頂いて、痛快で切れの良い優しい文を味わってください。

第1回目のコラム:
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第2回目のコラム:
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No.687 '11/10/10「「なにわのバッハ」!?」終わり