八重山日報コラム

「音楽旅歩き」No.106


【掲載:2017/10/15(日)】

音楽旅歩き 第106回

「大阪コレギウム・ムジクム」主宰 指揮者  当間修一

快適な生活は整理術から[その2]

 人それぞれに整理・管理しなければならない事ってありますね。
前回、整理の仕方について書いてみました。
今回はその続きとなりますが、整理して管理しなければならないことの大切さとその煩(わずら)わしさ、難儀さを私の告白として書いてみます。
私の頭の中はマルチ(多面的)らしく、自分自身で呆れるほど興味の対象が多いです。
一つのことを根っこから知りたがりますし、それをできうるかぎり時系列に整理しておきたがります。
そのためには沢山の資料を揃えなければなりませんし、メモするなり、コピーしながらファイリングしていくという手間を取ります。
専門である「音楽」がそうですし、「歴史」や一般的な「時事」問題も、そして教育、文学、科学、生物、医学など、興味ある事柄がどんどん増え続けています。
それらを結び付けて真の知識とするためには、やはり整理、管理する能力が必要、そして高めていかなければなりません。
前回はA4判〈角形2号〉の封筒に資料(コピー紙や冊子類)などを入れ、片っ端から棚の右側に並べていく、という方法を書きました。
しかし、それほどの量も無く、まとまっていないものについてはわざわざ封筒に入れなくても良いものもあります。
それらはいわゆるメモ用紙(一枚一枚切り取れるもの)に書き付けておく、あるいは並べて置くという手があります。
煩雑にならないよう、バラバラになることのないようにまとめておかなければなりませんが、直ぐ取り出すことができ、そして簡単に目にすることができるというメリットは大きく優れた方法ではあるでしょう。
ただ、溜まってきたノートとか、メモ紙を何処に置くかが、また問題となります。棚ではなく置いた場所はよく忘れます。

 私は、部屋のあちこちにメモ用紙と筆記用具をセットにして置いています。
思いついたとき直ぐにメモることができます。
自室には幾つかある机毎にそのセットがあって、メモる事に関してはストレスはありません。
ただ、何度も書くようですがそのメモ書きの整理が厄介です。
短期のものであれば用事が済めば捨てていくことで整理が進むのですが、時には長期にわたって必要になるメモもあって、その選別と整理に頭を痛めることになるのですね。
しかし、このシステマティックなことが上手く運んでいっているときはもう毎日が充実の快適さです。
頭の中もスッキリ、一日が整理されて楽しくなります。
今、私にとって問題となっているのは「薬」なんですね。
去年の末、手術を受けたことで飲み薬が増えました。
そしてその他にも人から勧められた薬などもあってその管理が大変。
まぁ、笑い事ではありますが、結構右往左往してます。
飲んだか未だ飲んでいないか、飲むのはいつなのか。食後か食前か、一日一回で良いのか?
すっかり「薬人間」になってしまった私には管理しなければならない項目がまた一つ増えたわけです。
携帯用薬箱で小分けするか、小袋で分けるか。
そんな事に今も迷っています。





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