'96/11/24

東京公演が終わりました


昨日、東京公演が終わりました。
2時から始まったリハーサル、とても幸せなひとときでした。
噂には聞いていましたが実に響きがいいのですね。
また、ホールのスタッフにも感心しました。我々はスタッフによってその当日の演奏の善し悪しが決まってしまいます。
今回はとても気持ちの良い思いで演奏ができました。

CD制作を兼ねていましたのでリハから録音採りをしました。
実はこれに神経を使いすぎてしまったのかもしれません。
武満の作品は難しいですね。
ホールの響きがクリアーなものですからいつもと勝手が違い苦労しました。
来年、発売する予定です。

座席数511でしたか?そのうち400が埋まりました。
お客さんも素晴らしかったですね。最初のステージを務めた「アウローラ・ムジカーレ」がステージ袖に戻ってきて「今日のお客さんは良い」と言っていましたが、ほんとうに素晴らしいお客さんだったと思います。
アンコールには追悼の気持ちを込めて柴田南雄の「追分節考」を演奏しました。
3時間にもおよぼうかという長い演奏会、その上、リハには録音という超過激なスケジュール。そのため後半は声に疲れが見えたのですが、気持ちの上ではとても充実していたことはその夜、深夜2時半まで打ち上げで盛り上がったことがそれを証明していると思います。

来年からは東京公演が定期演奏会となります。 年に一度ですが私たちの演奏を聴いていただくことにしました。