'97/3/26

今日は3月の月例演奏会です


今日は月例演奏会です。
例年ならばこの時期、いずみホールで「受難週」のためのコンサートを 開いているはずです。バッハの「ヨハネ」と「マタイ」の受難曲を隔年に演奏していましたね。
今年は柴田南雄の追悼公演「無限曠野」やシュッツの「カンツィオネス・サクレ」全曲を計画したものですから今年だけはお休みとしたんです。
その結果、受難週コンサートが無くなるわけなんですね。
そこで今日の月例演奏会に、受難週にふさわしい曲を集めてのコンサートを計画した、というわけです。

今日は嬉しいことに天王寺ルーテル教会の牧師さんに受難週のメーセージを頂けることになりました。
また、オリジナル楽器によるアンサンブル、「大阪バロックソロイスツ」の出演です。
キリストの受難物語は私にとって重要な意味を持っているんです。
私がキリスト教に入ったのも、この受難物語に強く惹かれたからなんですね。
自分自身が、「イエス」であり、裏切った「弟子」であり、そして死を目前にして傍観し、加担した「群衆」でも有り得るんだ、という思いが強くあるからなんですね。
そのことに気づかせてくれたからなんですね。
この時期が近づいてくるたびに、自分自身の心を引き締めなければと思ってしまいます。

シュッツの「十字架上の七つの言葉」を聴いて頂くんですね。
この曲はシュッツ自身による作品番号がないんですが、よく知られ、愛されている名曲です。
シュッツへの導入曲ともなっているんですよ。
多くのシュッツ・ファンはこの曲から入っていくみたいです。

多くのご来場をお待ちしております。
この「日記」を夜ご覧の方はもう終わってしまっているかもしれませんが、その方には明日演奏会の報告をすることとしますが、もし開演に間に合う時間にこれを読まれましたら、是非お越し下さい。
詳しくは「大阪コレギウム・ムジクム」のホームページに掲載されています。
それでは、今日はこのへんで。
月例演奏会のPR並びにお誘いでした。どうも失礼しました・・・・・・・。

'97/3/26「今日は3月の月例演奏会です」終わり


Back

Next