No.103 '97/8/7

イタリア旅行記(ローマ後編)


バチカンには驚嘆しました。予想をはるかに越えて立派でした。連れだった皆にも言ったのですが、これは「目の文化」の象徴ですね。
もうその豪華さ、贅沢の極みには圧倒されます。「ちょっとやり過ぎじゃないですか?」と口走ってしまいました。
ドイツから来たものですからその差をまざまざと見せつけられた感じです。
やはりドイツはその点何て地味だったのでしょう。
始めは敬遠していたローマ観光でしたが、見て良かったと思います。権威とはこういうものかと改めて思いました。
キリスト教の歴史、ヨーロッパ文化の歴史を「ため息」をもって考えました。

その後は徹底的にお上り観光客です。
噴水の都市ローマの象徴、名所中の名所「トレビの泉」の写真を見て下さい。

コインを一度投げると<ローマにもう一度戻ってくる>、二度投げると<好きな人と結婚できる>、そして三度投げると<離婚>できるのだそうです。団員も何人かはそれをしていましたね。でも何度投げたかはナイショとしておきましょう。
ここでは水を飲むのが習わしになっていたそうです。私たちも美味しい水を飲みました(三枚目の写真です)
それにしても観光客の多いこと。

次はコロッセオの写真です。

教科書や観光案内書などで見てましたが、これもすごかったですね。

市内観光ではイッパイ見ました!(・・・と思います。でも全部は思い出せないです。名前も混乱しています。なにせガイドのラウラさんの足の速いこと。本格的に見たいのなら、事前に調べて何日間滞在したほうがいいですね。私など演奏会が終わってホッとしたい旅でしたので何の準備もできず、また復習もしなかったものですから残念なことしきりです)
一つ印象に残っていることがありますね。
それはローマの地下鉄です。その混雑ったら、御堂筋線並でした。そして冷房がないんです!

さて、ローマの最後の夜もやはり食べ物ですね。
ビールはダメでしたが、ワインは美味しかったですね。そしてラザニアが旨かったです。
食べ終わり、帰ろうとした時です。こともあろうにピザのキジを作っている所へ団員が入って行くんです。店の人も、その職人さんも嫌な顔一つ見せず応対してくれていました。さすが陽気で気さくな国の人たちですね。そしてサービスも良かったですよ。

この店でみんなで歌ったんです。ラウラさんへのお礼にと思って歌ったのですが(これを聴いたラウラさんはちょっと目を潤ませていたそうですし、店の人も雰囲気が変わりました)、これがイタリアでの歌い始めでした。その後歌うことが貴重な体験にと繋がっていきます。

イタリア滞在二日間はローマの喧騒で明け暮れました。

翌日はイタリアの「花の都」フィレンツェへと向かいました。

'97/8/7「イタリア旅行記(ローマ後編)」終わり