No.109 '97/8/19

イタリア旅行記(フィレンツェ編)


ローマのテルミニ駅を出発です。
後で判ったことですが、実は乗る列車が違っていたそうです。
ですからコンパートメントの列車のはずが普通の車両でした。(私たちが乗る筈だった列車は休止になったのかな?)
23人の移動はやはり異様ですね。

列車の中はなかなか快適でした。
実はこの写真には写っていないのですが、たまたま隣に居合わせた日本人の方がいらしゃって(ローマに在住の大使館?の方)いろいろお話をしました。
この電車が違っていたこともこのご夫婦に教えていただきました。
我々の席がバラバラだったので困っていると、「お好きに座っていいですよ。結構イタリアの鉄道はいい加減ですから」とのお言葉。これにはうなづいてしまいましたね。
また、「皆さん大丈夫でしたか。盗難やスリにはローマであいませんでしたか?」との質問。この時はそんなことはなかったですよ、とお答えしたのですが、「それは、ラッキーでしたね!結構頻繁に起こっているんですよ」とのことでした。(このスリに実はベネツィアで遭遇することになります)

ホテルは中央駅の横手にありました。歩いて一分といったところでしょうか。
フィレンツェについた我々は先ずホテルでのチェックインを済ませ、時間を惜しんでさっそく街全体を見渡せるところということで<ミケランジェロ広場>にバスで行くことにしました。
ガイドは付けなかったものですから、五十嵐玉美ガイドが我々を従えます。
これが結構うまかったんですよ。
ミケランジェロ広場です。アルノ川をはさんでフィレンツェの街が一望できます。

 

結構暑かったのですが、空気はすがすがしく気持ちよかったです。
ローマが喧騒の中にあったので、ここでは落ち着いた気持ちになり、「イタリアっていいところだね」と皆で話したものです。
ここで食事です。買い出し組が前もってホテルの裏側にある店で用意してくれたサンドイッチを片手に、ビールを飲みながらの一時でした。
さて、いよいよ街の探索です。しかし、正直疲れていましたね。
この広場を降り、川沿いに歩きサタクローチェ教会に行くべく、アレ・グラツィエ橋を渡ります。そして目的地の教会です。

ここの教会にはロッシーニ、ミケランジェロ、マキャベッリ、ガリレオ・ガリレイといったそうそうたる人たちらが葬られていることで有名な教会なんです。

次に行ったところはヴェッキオ宮殿、そして世界的に有名なウフィツィ美術館。
しかし、ここはやはり行列が長蛇の状態。あきらめてヴェッキオ橋の方に向かいました。

ヴェッキオ橋では写真がないんです。どうしたんでしょう。
きっと疲れていたこともあったかもしれませんが、何かを私は買い物をしたいと思っていたかも知れません。その店を探していたんでしょうか?
その買い物はその後になります。
さて、ここでみんなはといえば、ジェラードというものに惹きつけられたんです。
一つ食べるのに大変でした。大きいんです。

 

ドゥオモです。正式名称はサンタ・マリア・デル・フィオーレといいます。

これはかのメディチ家の礼拝堂です。

このあたりの私の記憶は薄らいでいます。買い物をしようとドゥオモの周辺を歩いたことは覚えているのですが・・・・・・。
この後の記憶は、私が探し求めたいたもの、<鞄>を買ったあたりからでしょうか。
イタリアに行ったら、新しい鞄を買いたいと思っていました。楽譜を入れる鞄です。
それにうまく時間があれば靴の買うつもりでいました。ステージ用のものです。しかし残念ながら今回は変えませんでした。鞄は買いました。今愛用しています。

ホテルについて小休止。そして夕食へとでかけました。この時の写真もありません。
やはり、間違いなく私はもうろう状態だったのだと今確信をもって言えます。
夕食を頂いたお店は雰囲気のいいお店でした。店員さんも明るく陽気でした。なによりここで食べたモツのトマトソース煮込み?が美味しかったです。(これだけは覚えているのですね)

どう帰ったのでしょうか・・・・・。記憶が・・・・・・・。

ホテルのフロントが狭かったこと、朝の食事がちょっと寂しかった(品数が少なかった)ことがおぼろげなから思い出します。

さて、いよいよ私の今度のイタリア旅行での目的地、ヴェネチアへと向かいます。
その報告は次回です。

'97/8/19「イタリア旅行記(フィレンツェ編)」終わり