No.124 '97/11/19

東京公演を終えました


東京公演を終えました。
演奏の中身については演奏評が近々雑誌に掲載されるようですので、それを読んで頂ければと思います。
演奏者としては演奏会ごとに、喜んだり、考え込んだり、反省したり、満足したりしています。
だいたい演奏者と聴衆の皆さんが感じることは食い違うようですね。
出来栄えについては聴いていただいた方々の感想がやはり第一です。

しかし、今回も、なのですが、私たちのできうることは最善を尽くしました。
後は聴いてくださった方々の判断に委ねたいと思っています。

演奏会後レセプションがありました。
ゲストの方々と歓談できるいい機会となっています。
演奏会に山本幡男さんの御子息が聴きに来られました。
「無限曠野」はこの山本幡男さんがシベリア抑留の時に書かれた「裸木」という詩がテキストとして用いられています。
御子息は、シュッツ合唱団の名前も御存じなかったそうなのですが、ある演奏会に行かれたおり、我々のチラシをご覧になり今回初めて聴きに来られたそうです。
純子夫人も休憩の時初めてお会いになり、大変驚かれたようです。
偶然にも、この「無限曠野」の演奏が出会いの場所となりました。
合唱団も感動したことはいうまでもありません。

私の好きな作曲家お二人が来てくださいました。
木下牧子さん、鈴木憲夫さんです。
色々とお話をさせていだだきました。
以前よりお目にかかりたかっただけに嬉しい限りです。
それぞれに、演奏の感想や、今後の演奏作品などについてお話をさせていただきました。

定期演奏会となった東京公演です。
来年も多くの方々との出会いともなれればと願っています。

'97/11/19「東京公演を終えました」終わり