No.148 '98/3/30

自転車は何処を走る?


昨日、合唱団の「春のハイキング」に行ってきました。
これは毎年行われているもので、忙しい合唱団ではありますが数少ないリクレーションの一つといえるでしょうか。
でも<リクレーション>とはいうものの、メンバーの<懇親>というよりは新鮮な空気を吸って<息抜き>、それと日頃の<運動不足解消>といった意味合いの方が強いです。

今回は趣向を変えて、<歩き>ではなく自転車による奈良「飛鳥」の探索ということになりました。

実は私、自転車に乗るのは少し緊張するんです。
一年に一回しか自転車には乗っていないんですよね。
日頃はまったく乗りません。
自転車は嫌いではないんですが(実は何年も前からサイクリングをしたいと思い、購入を考えているんです)、<慣れている>といったものではありません。
今回も期待と少しの不安を持って参加しました。

その報告は合唱団員がすると思いますので、読んで見て下さい。
私はちょっと違う話をしたいんです。

今度走ってみて幾つかとても<怖い思い!>をしました。
私が<慣れていない>というこもあるかもしれませんが・・・・・。
皆さん、町の真ん中を自転車で走るとき私と同じ思いをしませんか?
まず、自転車は何処を走ったらいいのでしょう?
道路は怖いので歩道を走りますね。でもこの歩道、狭いんです。おまけにやたらとでこぼこがあり、車輪を取られます。
人一人がやっとという狭さの上に、車道に降りようにも車道との間は結構高い段があります。
また、家の前は必ずといっていいほど傾斜になっています。
家から出ていくときはいいかもしれませんが、横に走るときこれが随分<余計なもの>と感じました。
もし、車椅子だとこれは通れないでしょうね。

行政のほうは話題のキトラ古墳、高松塚古墳などで観光客を当て込んでいると思うのですが(当日は日曜日とあって沢山訪れていました)、これではいつ事故が起こってもおかしくはありません。
現状では<車優先>です。
そしてその車なんですが。
いいドライバーもいたんですよ。(道をあけてくれたり、スピードを落として待ってくれたり)
でも何台かにあいました。恐ろしいドライバーに。
私も車に乗せてもらったときに感じることがありますね。自転車の怖さを。
こんどいつもとは反対の立場を経験したんですね。
あんな怖い顔をしてクラクションを鳴らし、いかにも<じゃま>とばかりいらついているドライバーの様子は<人の振りみて我が振り直せ>ですね。

自転車に乗る人のマナーも考えなければいけませんが、現実には、自転車が安心して安全に走れる道はありません。
何年も町では私は自転車に乗りませんでした。
年一回のチャンスは、夏行っていた「安曇」の村での自転車です。
そこではそんなこと感じませんでしたね。
車も少ない、ということがあるかもしれませんが(しかし、有名な観光場所はやはりそうとばかりは言えませんね)、少しは自転車のことも考えていると思うのですね。(そうですよね?)

今度のことで私は決心しました。
自転車道の完備を叫ぶことを!

No.148 '98/3/30「自転車は何処を走る?」終わり