No.157 '98/7/10

ドイツ演奏旅行 その1


渡独の演奏旅行は来月に行われます。
5都市での演奏会が決定しています。
その中でも、二つの演奏会が今から楽しみです。

一つはMDRの夏期フェスティバルでの参加。
そしてもう一つは、ベルリン大聖堂での演奏会ですね。

演奏会ではないのですが、宿泊するポツダムのホテルも楽しみだそうです。
現地を訪れ、予約を入れてくれたライナー君がそう言っていました。(彼の言うことは信頼できます)
旅行では、泊まるホテル、移動手段、そして食事などが大切なんですね。
これによって演奏の出来不出来が決まるというものです。
今回も元合唱団員のライナーが準備をしてくれました。

で、その演奏旅行に関することをこれから何回かに分けて書いていこうと思います。
計画の段階のことから、現地での演奏会報告、そしてその成果などを一ヶ月半ほどの期間にわたって連載する予定です。(間に違う話題も挟むかもしれませんが)
たぶんドイツでの演奏旅行としては最後になるかもしれない(間違いなく、しばらくは無いでしょう)旅行です。今までの演奏旅行も含めて、その意義と成果、そしてこれからの展望を記したい思います。

そう書いて思い出しました。
お詫びです。
去年のドイツ演奏旅行の報告の中で、一番の興味深い「ドレスデン 聖十字架教会」での報告を飛ばしていました。
演奏会が終わってからのプライベート旅行の報告はしているのですが、結局演奏会報告はしていなかったんですね。
今回はそのようなことがないようにしますね。

それにしても、去年に引き続き連続して今年も演奏旅行を敢行することはなかなか勇気のいる決断でした。
その原因はMRDへの招聘が一年延びた(この事情についても書くつもりです)ことにあります。
団員達の経済的負担は結果として去年よりも多くなりました。(この事情についても記しましょう)
去年はケストリッツのシュッツの生家を訪れるという歴史的記念演奏会もあって、全てにおいて満足する日程でした。その成果は団員一人一人の中に「確信」「自信」となって演奏に反映していると思っています。
では、今年はその流れの中でどのような成果を生み出すか?

その計画を記していくつもりです。
「芸術」とは何か。
「文化」とは何か。
「交流」とは何か。
「国際性」とは何か。
それらが少し見えてくればいいのですが。

No.157 '98/7/10「ドイツ演奏旅行その1」終わり