No.169 '98/9/5

座間味でダイビング・・・そして


秋から冬にかけてのコンサート。
ドイツ公演に続いて大学と女声合唱団の合宿へと「演奏会シーズン」に向かって突入。
どうしても休みを入れたくて、無理矢理に組み入れた2日間の休日でした。

慶良間列島の座間味島にダイビングに出かけました。
去年の夏にライセンスを取って以来、11月の石垣に続いての2度目のダイビングです。
潜水回数も今度でやっと15本というまだまだ初心者です。

やはり座間味の海は美しかったです。
海水の温度は30度。透明度も良く、海の中にいるとしばし仕事も忘れ十分にリフレッシュできたと思います。

スキーもそうなのですが、ダイビングもその土地と人との出会いが楽しみです。今回の座間味島も気に入ってしまいました。
先ず、静かです。そして人も穏やかです。町は「ダイビングの町」と化しているようですが、自然の懐の深さというか、景色も空気も人間を大きく包み込んでいます。

ダイビングのスケジュールはハードでした。
島に着いた30分後に第一回目の「潜り」。
私にとっては記念すべき「潜水回数」二桁目の「潜水」だったんですが。
まだまだ初心者、手慣れない器具の扱い、緊張、未熟な海中でのコントロール、そして旅の疲れが重なって船に上がった時初めて<気持ちが悪く>なり、胃がひっくり返るかと思うほど 「上げそう」だったんです。
しかし、昼食を挟んでの午後からのダイビングからは快調。
次の日は、早朝ダイビング(6時半〜)、午前ダイビング(10時半〜)、午後ダイビング(3時半〜)、そしてなんと初体験のナイトダイビング(19時半〜)までやってしまったんです。

沢山の魚を見ました。しかし、今度の収穫はなんといっても「カメ」だったと思います。岩の上に3匹の小判鮫を引き連れてのゆうゆうとした姿。我々に気が付いたのか、ゆったりと泳ぎ去っていく姿は圧巻でしたね。
夜の海中は想像していたものよりずっと興味ある世界でした。
でも今思い出しても吹き出してしまうのですが、よほど緊張していたらしく、ウエットスーツは表と裏を間違えて着てしまうし、フィンを付けずに飛び込もうとするし、結構ドジをやってしまいました。

私たちを案内してくれた「ガイド」の順子さんです。

物静かな感じでした。私はダイビング中とてもお世話になりました。
またよろしくお願いします。

今度の休暇、もう一つ楽しみがありました。
それは沖縄に移り住んだ(戻ったというべきでしょう)元団員「新里君」に会うことでした。
彼には「コーロ羽衣」の定演の時にお世話になりました。
「沖縄のわらべうた」の歌詞を朗読してもらったり、参考本を送ってもらいました。
彼の朗読は良かったですね。胸に迫ってきて涙を流してしまいました。
そのお礼を是非言いたかったんです。
シュッツ合唱団の男性たちも近況を知りたがっており、会って元気な彼の顔を私も見たかったんです。
元気でしたよ。彼に美味しいお店に連れていってもらいました。
ここで食べた豚カツ、そば、とても気に入りました。お店も評判のようで対応も気持ちよかったです。

しばしの休息でした。

今日から合宿です。いよいよコンサートシーズン突入ですね。
今回も出会った素晴らしい景色、そして人。自然の世界と人が軋み合っている世界を行き来することは私にとっては必要。
これを生かしたいですね。

 

 

'98/9/5「座間味でダイビング・・・そして」終わり