No.175 '98/9/13

Eisenach(アイゼナハ)〔1〕オプショナル・ツアー


ハレから電車に乗った我々はポツダムで別れたはずのライナーとカトリン夫妻に再び会いました。
ライナーはホントいい青年です。こんなドイツ人なかなかいないんじゃないかなと思います。
事情があって、日本に送れなかった団員の荷物を身重のカトリンと共に彼はわざわざ届けにやってきたのでした。
「アイゼナハには行ったことがないので」というのですが、それにしてもなんと親切なことか。頭が下がる思いです。

アイゼナハの駅に着いたのは午後8時前でした。写真は昼間のようですが、日が沈むのが遅いドイツです。

降り立ったバッハの生まれた街は静かでした。人通りもなく(何といっても夜の8時ですね)ひっそりと私たちを迎えてくれました。疲れているカトリンとライナーには我々の荷物を運んでもらうということもあって先にタクシーでホテルまでいってもらい、我々は徒歩でホテルまでいくことにしました。

左はニコライ教会、そしてそこから目抜き通りを歩いて待望のゲオルク教会(バッハが受先した教会。そして去年MDRの音楽祭への招聘はこの会場が候補にあがっていました)へとたどりつきました。

写真を逆光で取ったものですから少し暗くなってしまい、上の写真は位置をかえてゲオルク教会を写したものです。
今回、なぜかこの教会を中心とする写真が多いんです。よほど私は感激していたのだと思います。

ワクワクする気持ちを抑え、この教会のすぐ近くにあるホテルへと直行です。

なかなかいいホテルでした。これもライナーが決めたものでした。英語があまり通じなかったのは珍しかったかもしれません。ポツダムのホテルといい、このホテルといい、地方都市ではまだまだ英語が浸透していませんね。観光客には不便かもしれませんが、英語が万国語だと信じている人たちには一考を余儀なくされることではあります。

さて、新しい街にたどりついたら、楽しみはレストランへと向かうことです。
街のことを知るならまず「飲み・食い」をすることです。店の雰囲気、客へのサービスを通していろいろ解ることがあるし、何よりも「<旅>をしているんだ」という嬉しい気持ちにさせられます。

ホテルの裏手、そしてゲオルク教会の前にあるレストランへと我々は入りました。(上の写真は翌日のまだ明るい時間に撮ったものです)
ここではウエイトレスさんとちょっと折り合いが上手くいかず、最初ギクシャクしていたようです。一度にたくさんの人間が入ってきたわけですし、それも余り馴れない東洋人なのですから緊張もあったでしょうね。でも、帰る頃にはコミュニケーションもとれたようでウエイトレス嬢には笑みも浮かんだとか。やれやれです。

明日は、ゲオルク教会、ルターハウス、ヴァルトブルク城へいくことを計画しお店を出ました。
この日は疲れていました。
昼間はハレを観光しての旅でした。おまけにポツダムからの電車は満員。疲れているのは当然でしたね。
この日私は部屋に入ると同時にベッドに倒れこみ、朝までぐっすり深い眠りに入ったことはいうまでもありません。

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