No.181 '98/9/17

(オプショナル・ツアー最終日)ミラノ


今日は帰国の日。
ミラノの飛行場から日本へ。
短い時間ではありますが、ミラノ観光をしようということになりました。

やはりドゥオーモですね。

地下から上がってきたとき、ここの広場でスリにあいました。幸い被害にはあわなかったのですが、そのスリの手口を一部始終を見ることができました。なんとふてぶてしく、大胆なことか。
ドゥオーモから出てきた私にもやってきたのですが、後になって思うとどことなくおおらか、怒りなどとはちょっと違った感覚に陥りましたね。

ドゥオーモの中でも歌いました。ブルックナーの「アヴェ・マリア」を歌ったのですがこの響きにぴったりでした。
中ではただただその大きさに驚くばかり、ステンドグラスも見事でした。

スカラ座へも行きました。

残念ながら中は見ることが出来ませんでした。
しかし、そのうちにまたゆっくりとオペラ鑑賞のために来るような気がして、この場を立ち去りました。

その次の目的は「楽譜店」。
近くの「リコルディ」に入りました。
早く来るべきだったと深く後悔。
見たい楽譜がいっぱい。特にリコルディ社の楽譜はなかなか日本では手に入らないものが多く、書棚にならんだ楽譜を見ながら私は深いため息の連続でした。
結局見る時間が無く、後ろ髪を引かれる思いでその場は離れなくてはなりませんでした。(ここで見つけたヴィヴァルディの声楽曲は全集を揃えることになり、日本に送ってもらうことにしました。マンスリーなどで連続演奏をするつもりです。ご期待ください)

駆け足のミラノでした。
空港についた我々はサブリナと再会を約束して別れました。
いつまでも見送っているサブリナ。私たちも彼女の姿が見えなくなるまで彼女の姿を追い続けました。

今回でドイツでの演奏会、そしてオプショナル・ツアーの報告を終わります。
読んで下さってありがとうございました。
全体の「まとめ」を書こうと思っています。
それで旅行関係の報告は全て終わりとするつもりです。よろしければそれも読んでいただければ嬉しいです。

'98/9/17「(オプショナル・ツアー最終日)ミラノ」終わり