No.191 '98/11/10

<石垣>が面白い・続編です


今日は石垣を飛び立つ日です。
便を昼過ぎにしたものですから、少し時間があります。
昨晩、「石垣島まつり」に意外にも感激したものですからもう一度行こうということになり会場に戻ってきました。
あいにく特設ステージでは何もやってなかったのですが、屋台はすでに活気がありました。

しかし、今日の目的は隣接する市民会館での「八重山の産業まつり」を見ることです。
下の写真はその玄関口です。

入ったところでも物産品を売っていました。
私はハーブティーとクッキーを買いました。試飲して美味しかったんですよ。

なんとなくお仕着せの展示を想像していたのですが、これがまた違ったんですね。
なんというか、人と人の交流がまだここには残っているんです。
パネルなど見てもそう立派なものではないのですが、実にそれが<生きている>んですね。見る方もしっかり見て、参加しています。
展示だけでなく売ってもいるのですが、この係りの人がまた良いんです。しっかり目を見て優しく対応してくれるのですね。人が良いんでしょうね。ついつい買いたい衝動にかられます。でも良いものは高い!
でもその値段は納得いくものです。でも財布にはお金がない!そういう状況です。

興味あるコーナーを見つけました。
「新石垣空港展示コーナー」です。これが地元での関心事です。
15日に県知事選挙が行われます。それに併せて市会議員の補欠選挙も行われるようです。その論争の焦点がこの新空港です。
で、コーナーに立ち寄り、展示品を見ていたんですね。そうするとそこの係りの人が説明し始めるんですよ。
それも一生懸命です。
ここでは上からの<お達し>では物事は決まらないということを聞きました。
民意の了解が無ければ進められないんです。これは沖縄流民主主義でしょうか。(これが民主主義の基本ですが)
ついつい私も聞いてしまいました。それをきっかけにしてこのコーナーは人だかりです。そうなったときに写真を撮りました。

生活と政治が本土より密接なんじゃないでしょうか。
ですから、県や市の広報などは真剣ですね。(これも当たり前です)

こちらに来て新聞などを読むとそのことが一層解ります。
テレビなども地方色を多く感じますね。でもだんだん本土並になっているような気がしますが。
新聞のトップ、及び2面、3面は県知事選挙の記事です。これが結構面白いです。大阪に帰ってきてのその情報の差は大きいですね。
これからどんどん変わっていくだろう石垣島です。
それが良い方向に行くのか、あるいは後に後悔する選択となるか目が離せません。
でも、こちら大阪ではその情報が極端に少ないんですね。皆無と言っていいんじゃないでしょうか。
沖縄県石垣市。
沖縄の那覇から410キロ離れた市です。
沖縄県は離島という特殊な事情があります。そしてその文化も様々です。
台湾や、大陸と密接な関係を続けてきました。
その歴史は知らないことが多いんです。
ダイビングを続けるのはその興味もあってのことです。
毎年これからも八重山に行くでしょうが、少しずつその文化の中に身を投じたいと思っています。

No.191 '98/11/10「<石垣>が面白い・続編です」終わり