No.195 '98/12/9

ハラハラ、ドキドキのランチタイム・コンサート


昨日、いずみホールの「ランチタイム・コンサート」に出演してきました。
このコンサートは音楽評論家の日下部吉彦氏の企画・構成、そしてお話で進められるものです。
お昼間時、会場はお客様で賑わい、夜のコンサートとはひと味違った雰囲気でした。

このコンサートに「合唱」が出演するのは私たちが初めてだったそうです。
前半は少し硬い感じがしましたね。これはきっと楽曲が外国の曲ということが大きかったのではないかと思います。
おまけに普通あまり聴く機会のない曲でしたからなおさらだったかもしれませんね。
しかし、お客さんの表情はじっくり聴くといった感じで、後半での日本語の曲を演奏するのが楽しみでした。

演奏の合間にお話が入ります。曲の案内や音楽の話があってお客さんもゆったりと時間の流れを楽しんでいらっしゃる風でもありました。
中程に、私も参加し、日下部氏とのインタビュー形式のやり取りがありました。
この時なんです。
ドキドキ、ハラハラだったのは。
「え!そんなこと言っていいんですか」と思ってしまう発言が飛び出すんです。
残念ながらここでは書けませんね。
実に返答に困りました。
この時は私の見える範囲でお客さんの顔をのぞき込んだしまいましたね。

合唱団を誉めていただいたのは有り難いことだったのですが(最近の合唱団の評判を話していただきました)、他の合唱団の名前を出されての痛烈な評は、ホントちょっと驚いてしまったのでした。
日下部氏ゆえのお話でしたね。他の方では言えません。(公には、ということですね。私的な所では実は私も聞いていたことではありましたが。)

舞台の袖に引っ込んだ私に合唱団員の「!」の顔が何人も映りました。そりゃそうですね。

後半はそんなやり取りもあったせいか、お客さんも打ち解けた感じなったようです。
日本語の曲ではやはりお客さんの顔は上がり、明るい表情(?)になりましたね。

予定より終演時間が伸びました。
気になりながらも、アンコールを4曲してしまいました。
合唱団員も朝早くからのコンサート。季節がらか風をひいている者が何人もいて心配したのですが、終演時の晴れやかな顔はいつもにも増して清々しかったです。

No.195 '98/12/9「ハラハラ、ドキドキのランチタイム・コンサート」終わり