No.197 '98/12/22

ご祝辞ありがとうございます


OCMのホームページ、「マイヌング」でも書きましたけれど、この度「大阪ハインリッヒ・シュッツ合唱団」が文化庁芸術祭賞「優秀賞」を頂きました。
それを新聞等でお知りになった多くの方々からFAX、電話などでお祝いの言葉をお寄せいただいています。
反響の大きさに今更ながら「驚いている」というのが正直な気持ちです。

事務所に届きましたFAXは団員にも見てもらうつもりでいます。
団員にとっては本当に「励みです」。

実は今月の1日、電話で「内定」を知らされていました。
まだ、その時点では公にすることはできなかったのですが、合唱団には伝えておりました。
皆は一応に喜び、期せずして拍手が起こりましたね。

年間の凄まじいコンサートの数をこなした合唱団です。
去年と今年にわたって実施した「ドイツ公演」も数々の記念的な演奏会、そして思い出を残してきました。
ここ10年ほどはそれこそ「音楽の醍醐味」を経験した合唱団です。
その合唱団にとっては自分たちの「軌跡」を確認をすることに繋がったのではないかと思っています。

そしてなによりも一番に喜んで頂きたい方々がおられます。
我々の活動をご支援していただきました「シュッツの会」の皆様、そして私たちの演奏会ごとに寄付をして下さった会員や多くの方々です。
また、今までの演奏会に遠方よりお出で下さった方々にも是非とも一緒に喜んでいただければと思っています。(事前にお出で下さることが判るときもありました。また後のアンケートで知ったこともありました。これがどれほどの励ましになりましたことか)

今までになかった「演奏様式」「響き」づくりは確信はあったものの、試行錯誤の連続でした。
この作業は今後も続けるつもりです。
演奏したい曲がたくさんあるんです。
知りたい世界が一杯あるんです。
演奏しているときは「楽しい必死さ」です。
お祝いの言葉を頂くとき、「苦労が報われましたね」という言葉を添えてくださる方もおられたのですが、確かに今でも口に出せないような「難」もあったと思うのですが、演奏することで乗り越えてきたのだと思っています。
その時時のお客さん、聴衆となってくださった多くの方々がホントに「励ましてくださった」のでした。

生来の筆無精でお一人お一人にお返事を書くことができません。
「ご祝辞ありがとうございました。」
心からのお礼と、一層のよりよい演奏を目指すこと、そしてそれを実現させていくことで皆様の温かい応援に応えたいと思っています。
これからもどうかよろしくお願いします。

No.197 '98/12/22「ご祝辞ありがとうございます」終わり