No.232 '99/9/7

恐怖心は遺伝子に?


昨日(6日)、テレビで「遺伝子」の働きを解明していましたね。再放送だったということですが、私は初めて見ました。
<慎重な性格><恐がりの性格>を生み出すものが遺伝子に組み込まれているんですって。
生まれたときから性格は決まっている、何か「恐ろしい〜」ですね。
なんと、日本人はそういった性格になる遺伝子を人口の95〜6%が持っているんですって。
ちなみに、アメリカは60%強なんだそうです。

<おおらかさ><好奇心の強さ>といった性格は日本人には少ないということなんですね。(番組では、だから日本人は「緻密」といったものには長けているという風にはフォローしてましたが)

周りを見てもその実感はありますね。
息子は間違いなく<慎重>で<恐がり>です。
私もきっとそうだと思います。遺伝でしょうね。
私など何をするにも先ず「止まり」そして「考え」てますからね。

でも、いつ頃からかそうではない部分が生まれて来てました。
核としては遺伝子に組み込まれた性格なのでしょうが、「環境」によってそれらに順応するために、あるいは目的に向かう「意志」などによって性格は変化するものだと体験から知るようになっていましたね。
番組でも、一卵性双生児などを例にとって、性格は「環境」によって変わるんだ、と言っていたようです。

「刺激」が変化に繋がるんですって。
刺激によって生ずる微量な電流(?)が性格と密接に繋がると思われる新しい神経系統を作るんですって。 多くの様々な「刺激」を与えたほうがいいということなんでしょうね。
番組の締めくくりでは「遺伝子に組み込まれた「性格」、プラス「環境」による変化(刺激)、それらが一人一人の「個性」を生みだしていくのです」と結んでいました。(「全くそのとおり」、と私は大きくうなずきましたね)

この地球上で人類が滅びることなく長く生命を保てているという理由は、この「環境の順応性」によっているんでしょう。
せいぜい私も好奇心を失わず、更なる刺激を求めて残りの人生を生きることにしましょう。

それにしても、最新の遺伝子の研究は素晴らしいですね。
また、その説明に使用されていたコンピュータグラフィックも素晴らしかったです。
「科学の進歩」は日進月歩、驚異的な発展をしています。
これなんかまるまる「好奇心」の成果ですよね。

No.232 '99/9/7「恐怖心は遺伝子に?」終わり