No.248 '99/12/7

4日連続のコンサート



3日「エヴァコール」、4日「コーロ羽衣」、5日「薬大」、6日「ソレイユ」と、連続して私の関係する団体のコンサートが続きました。

「エヴァコール」は大阪府大・女子大の混声合唱団。
パレストリーナのミサ曲を振ったのですが、学生にミサ曲を歌ってもらうには少々勇気が入ります。
今年は学生たちの「ハモリたい」という要望に応えての曲だったのですが、ミサ曲って、各パートのレベルが均一でなければならないんですね。
声質はもちろんのこと、その他音楽上の課題すべてにわたって同一性が求められます。
「ハモリ」に関してはハッとさせるところもあり良かったと思うのですが、全体では暗譜というやっかいなことも手伝って今ひとつの演奏だったかもしれません。

「コーロ羽衣」は高石市の女声合唱団です。合唱団が生まれた時からの指導です。
PTAコーラスから始まったのですが、今では一般合唱団となってレパートリーも多彩となり、また合唱団としての実力も備わって風格も出てきましたね。
今回のステージでは、団員の少し余裕のある笑顔が印象的でした。

「薬大」は大阪薬科大学の混声合唱団です。
今年は新入生が11人もはいり、活気があります。演奏も真面目さが全面に出てくるといった(これはいつものことですが)好感の持てるもので、気持ちが良かったですね。
振った曲は<往年のスタイル>のものだったのですが、学生たちの伸び伸びとした歌声は私にとって収穫でした。
来年が楽しみです。

「ソレイユ」は京都外大の混声合唱団。
部員4名です!
私が呼ばれて行き始めた頃は団員の数も多く、いつもユニークな「企画ステージ」で楽しませてくれていました。
演奏も力強く、ハモリは魅力的でしたね。そのハーモニーを聴いて私は技術顧問を引き受けたのですから。
しかし、人数がだんだん減り、今年は4人になってしまいました。
女性3人、そして男性が一人です。
定期演奏会としてではなく「クリスマス・コンサート」としてのステージです。
彼らたちのオンステージです。
良かったですよ。良くハモっていました。そしてそれぞれの個性が出ていました。
こういうの私大好きです。
40分ほどの時間だったのですが、満足でしたね。
「一人でもいなくなると音が足りなくなるんですから、頑張ります。」とさりげなくいうところが憎いですね。

学生にとっての「定期演奏会」は晴れの舞台。卒業するものにとっては最後の学生生活の締めくくりです。
上に書いた感想は私の振った舞台のものですが、その他、学生たちによるステージはどこも一生懸命の演奏でした。
今年もこうして大学の定期が終わったんですね。



No.248 '99/12/7「4日連続のコンサート」終わり