No.258 '00/1/25

オフであることの忙しさ


音楽家にとって1月、2月、8月はオフ月です。
演奏会はお休みです。
といっても時々は大きな演奏会も催されることもありますが、一般的には演奏会の数はその他の月に比べて激減です。
寒く、また熱いということからそうなるのですね。

で、私などはそれらの月をオフと思いこんでいます。
事実、冬はスキーの季節ですし、夏はダイビングです。
つい、遊びの月だと思ってしまうのですね。
ところが、そうではなく結構忙しいのだといつも思い知らされる毎日が続くんです。

シーズン開始前の準備の期間なんですね。
また、1月、2月は一年の計画を立てる時期となっています。
選曲等、なにやらいつも苛立っています。
まだ、一部のステージでの曲が決まらないでいる今日でもあります。(急がなくては)

特に今年は作曲を引き受けていたこともあって、少しばかり忙しさが増しました。
大阪薬科大学の移転にともなって、新学歌の作曲をお引き受けしていたのですが、その発表の日が迫ってきていたんです。
曲は半年前ぐらいに書いていたのですが(電車の中でいきなりノートに書いたものです)、ハーモナイズして仕上げの段階をつい引き延ばしてしまっていたんですね。
今月に入ってからも雑用に追われる毎日でしたが、一気に仕上げました。
五線紙に書いた方が早いのですが、せっかくだからコンピュータで書いてやれと張り切ったものの、手慣れなさも手伝って時間がかかってしまいました。
音符を割り振っていくことはまだよかったのですが、プリントするのに相当時間がかかったんですね。
今から思えば簡単なことだったのですが、急いでいることもあって何度も同じ間違いを犯してしまっていました。

今は楽譜も仕上がって私の机の上で演奏されるのを待っています。
今日、合唱団に歌ってもらって録音し、大学の方へ送られます。
気に入ってもらえればいいのですが・・・・・・。

明日はマンスリーコンサートです。
もう一つ大きな仕事を抱えているのですが、それを今日中に仕上げ(できるかなぁ)、しばしの休息(北海道ニセコスキー)へと向かいます。
早く仕事を済ませましょ。(と自分に言い聞かせて、このコンピュータの電源を落とします)

今度の更新は北海道からでしょうか。

No.258 '00/1/25「オフであることの忙しさ」終わり