No.287 '00/5/5

明日はアルティでの「ヨハネ」


明日は京都でのバッハ「ヨハネ受難曲」です。
神戸では響きが無かったとはいえ、沢山の方に聴いていただくことができました。
明日の京都では響きに関しての難しさは別のものとなります。
会場を鳴らすということはそれぞれに違います。
しかし、響きが無いのと、響きがあるものをどう鳴らすかということはやはり違いますね。
会場での響きの捉え方も楽しみの一つです。

会場が変われば音楽も変わります。
基本的な解釈は変わらないのですが、それをどう表現するかは微妙に変化します。
テンポも変わるでしょう。強弱の幅も変わるかもしれません。当然「緩急法」も変わりますね。
本番での「乗り」もそれらによって変わります。

オーケストラ、合唱、ソリスト、この三者のバランスが全てです。
どれが勝っても(強くても)いけません。どれが負けても(弱くても)いけません。
バッハの受難曲はそういった意味でも難しいです。

昨日は和歌山での「ヨハネ」で疲れていたためか朝から気分がすぐれません。
いっそのこと、気分転換と思って外に出ることにしました。(散歩ではありません(笑))
またまた東急ハンズでお買い物。どうも私は気分転換をするときは買い物をするらしいです。(笑)
買うものは小物です。いくつかの雑貨と、昨日は何と地球儀を買ってしまいました。
昔から地図を見るのが好きでした。しかし地球儀は、欲しいと思いながらなかなか買うことはなかったんです。
今これを書いている目の前にその「地球儀」が置いてあります。なんとなく落ち着くのですが、これって変ですかね・・・・・・。

その後、神戸に行きたくなりました。時間も時間だったので(5時を過ぎていました)夕食ということになります。
アルトのパート練習が終える時間になっていましたので、メンバーを携帯で誘います。(ソプラノもパート練習を予定したのですが、開始時間が5時からだったので誘うことはできませんでした)
三宮まで大阪から新快速で20分なんですね。近いです。
これからは神戸へ進出です。(おおげさな!)
いろいろと、面白いお店、美味しいお店を探しましょう。
昨日は南京町へ。(定番ですね)
私はビールとつまみといきたかったのですが、メンバーはお腹が空いたと申します。で、中華となったわけです。
南京町は混み合っていてこの時間帯はどうもいけません。お店も少しギスギスしたところがあります。ゆっくり食事をしたいときはダメですね。
でも、我々6人はめげずに食べましたよ。(笑)

行きも、帰りもぶらり、ぶらりとウィンドーショッピングです。(帰りはすでに閉まっていたお店が多かったです。神戸の夜は早いのかな?)



今日一日、「ヨハネ」の世界の私です。
明日の演奏で、しばらくこの曲ともお別れです。
バッハの世界、タペストリーとしての彼の世界、その世界を十分発揮できるよう最善を尽くすつもりです。

No.287 '00/5/5「明日はアルティでの「ヨハネ」」終わり