No.312 '00/8/15

大忙しの夏合宿でした


夏合宿で家を留守にしていました。
コンピュータで重たくなった荷物。
着替えやら、盛りだくさんの楽譜、それにもろもろの小物。(これがくせ者ですね(笑))
沢山の荷物を持ち込んでの合宿でした。

今年は大忙し。
持っていったコンピュータを開くこともできない毎日。
「日記」の更新もできず、就寝はヘトヘトに疲れて、倒れるように布団へと体を投げ出して寝てしまうという毎日。
特に、後半でのバッハのモテトの練習では全神経を注いでの熱っぽいものとなり、気がつけば充実感と疲労感とのごちゃ混ぜ状態でした。
予想以上のハードな合宿でした。

楽しみは、お宿の食事と、露天風呂。
ここのお宿の料理はホントに美味しいのです。
器の数もさることながら、一つ一つのお料理の味付けがお気に入りです。
朝の食事に温かくて美味しい煮物が出てくると嬉しくなってしまいますね。

夜のお風呂も楽しみです。
団員たちと露天に入り、彼らたちの雑談やハーモニー(すぐに歌い出すんです)の中で湯に浸かると、<最上の人生の喜びがここにある>と思えるから止められません。
今回、お酒はあまり飲むことができなかったのですが、毎晩、短時間のうちに深い眠りへと誘ってくれる充実の毎日でした。

一定期間、顔をつき合わせての練習です。
よく言われることですが、ちょっとした会話がよりよいハーモニーを生む、といったことがあります。
何気ない仕草が信頼を語る、ということもあります。
意外な一面を見、人間の奥深さや不可思議さに驚くといったことがあります。
息が揃う、ハーモニーが融け合うといったことは、楽曲分析や、テクニックだけで埋められるというものでもないのですね。

今回は特に、笑い声が絶えないソプラノに助けられました。疲れを吹っ飛ばしてくれる笑顔がいっぱいでした。

今日の私の夢、きっとこのソプラノの声で満たされそうです。
嬉しい、しかしちょっと、さ・わ・が・し・い夢になりそうです。

No.312 '00/8/15「大忙しの夏合宿でした」終わり