No.342 '00/12/1
音楽する事が<自分自身>になれることでしたね。
幼い頃から人を驚かすことが好きでした。
人一倍<人見知り>する子供でした。
黙々と体を動かして遊ぶのが好きでした。(でも、マラソンなど孤独な運動は苦手です)
音楽するって、私にとってはその延長線上です。
相手がいなければ面白くありません。
明日、「和歌山バッハ・コール」の演奏会。
やはり、演奏会は楽しくなければ。そう思うんです。
No.342 '00/12/1「<存在する>ということ」終わり
何故演奏をするようになったのかなぁ?
時々、そんなことを思い出すんです。
<慰め>や<癒し>といった受け身的ことではなく、私自身を感じる瞬間の連続でした。
<音楽している時>が<生きてる>って感じた時間なんですね。
まぁ、音楽している人は皆そのように思っているのでしょうが・・・・・・・・・・・・。
いろいろ工夫して、面白いことばかりしてました。
きっと人の関心を集めたかったのでしょう。
母親の体にしがみついて一言もしゃべられない子供だったんです。
きっとその性格が、正反対である人の関心を集めたいと思う気持ちの根っこなんでしょうね。実は一杯おしゃべりしたいことがあるんです。
相手があり、周りにたくさんの人がいる運動がいいんです。
野球、バレーボールなどボール遊びが一番でした。
連係プレーや先を読む、なんてことがそれに付随してきます。
遊びに行く道中、遊びからの帰り道、友達とたわいのない話で盛り上がるのが好きでした。その時のリーダーは私なんですね。
でも、知らない人にはまったく別人になります。
音楽の事を考え、スコアを読んでいるときは<黙々と体を動かしている>時の私です。
演奏会の舞台では、<友達とたわいのない話で盛り上がろうとする>時の私です。
でも、演奏会場にいる私は<人見知り>です。
相手に喜んでもらわなければつまらないです。
一緒に遊んでくれなければ私の存在など確かめられない。
舞台に立って音楽をし、会場全体が遊び場と化する。
熱く、人の存在を感じながら心と心のお喋りをしたい!それが私の演奏会なんです。
演奏会ごとに前進を続けています。
やっと、音楽の方向が<私の演奏会>の響きに呼応し始めたようです。
これからがますます楽しみになってきました。
団員一人一人の<存在>が今まで以上に光っていると思います。