No.359 '01/4/16

初夏の日差しでしょうか?


今日の日差しは初夏のようです。
3月の初めに始まった「花粉症」もそろそろ終わりに近づいてきた感があります。(まだまだ悩まされている人も私の周りにはいらっしゃいますが)
今年はマスクをしていたせいか、私の場合、例年に比べて少しましだったのではないかと思っています。
そして、この期間が過ぎれば晴れて私の活動期となる予定。
で、いきなり初夏の日差し、というわけです。

演奏会が連続しています。
。 毎日がいくつかの演奏曲のオンパレードです。
時々、どの曲がいつの演奏会の曲目だったか判らなくなるほどなんですね。
でも、曲の練習が始まれば今年ほど楽しい練習はないのではないかと思えるほど実は充実しています。
疲れもたまって、花粉のせいかすこしボーッとした頭なのですが音の世界に入ると私の心は自由に飛翔します。
様々な曲の世界の中で音が舞っているのが嬉しいです。
これから夏までこの世界が続くんですね。

今年は洋物の曲も、と年の始めに書いたのですが日本語の曲もプログラムの重要な位置を占めているのもですから、思ったほど多く演奏できないかも知れない、と少し心配になってきました。
しかし、今月の「マンスリー」でも、そして神戸、愛知県岡崎でも入れました。
特に岡崎の能楽堂での演奏会は「シュッツ」作品を中心としたルネッサンス、バロック期の合唱作品を連続して演奏していくつもりです。
そして、これは私の個人的な<取り組み方>の問題だと思うのですが、カトリックの教会音楽も進んで演奏していこうと思っています。
私の演奏歴はバロック、プロテスタント教会音楽から始まっています。
これは私の人生観と強く結びついていたからでしょうね。(根深いところでこの問題は重要ですね)
カトリック音楽の中でも私が選ぶ作曲家はパレストリーナ風よりはヴィクトリア風ということになってしまうんです。
パレストリーナをずっと避けて通ってきました。
どうしても「演奏できない理由」がそこにあったんです。

これを取っ払いました。
どう演奏するか?私自身も楽しみです。
事始めは今月のマンスリーからです。(神戸ではパレストリーナの「アヴェ・マリア」)
そうゆう意味でも、この初夏の日差しは私の活動の象徴なんだという気がして、何故か心躍ってくるんです。

No.359 '01/4/16「初夏の日差しでしょうか?」終わり