No.371 '01/6/28

ホッと一息ついてます


「現代音楽シリーズ」、そしてその3日後の「マンスリーコンサート」も終わって、今一息ついてます。
今回の「現代音楽シリーズ」は全曲邦人曲のプログラムでした。
世界の「現代音楽」という視野には今回立てなかったのですが、日本の「合唱音楽」においてはその歴史のある部分を補えたのではないかと思っています。
まぁ、そうは言っても数ある作品群。様式も様々でその選曲にご不満な方もおられたかもしれませんが、次回を楽しみにしていただければ嬉しいです。

アンケートを読ませていただいたのですが、やはり木下牧子作品が好評でした。
当日来阪して下さって、おまけに終演後の打ち上げまで参加していただいた牧子さん。
木下作品のア・カペラの曲ばかりを集めたCD制作(ビクター)を8月にまたご一緒させていただくことになっているのですが、その作品に接する喜びをひしひしと感じ、今年の仕事は幸せだなぁと今思っているところです。

休む間もなく、「マンスリーコンサート」。
こちらは今年に入ってリニューアルし、演奏する側も気合いが入ります。
新企画の合唱を使っての「実験工房」では演奏における様々な問いかけを我々が行い、聴衆の皆さんと一緒に考えていこうとする試みです。
アンケートに書かれていた意見や、日頃思っていることをテーマとしてあげ、演奏を通してその問題点を考えていきます。
この企画、今年一年をかけて続けようと思っているのですが合唱音楽に携わっている方に是非とも聴いていただきたい企画になっていると思います。
改名をしたSCO(シンフォニア・コレギウム・大阪)も多彩なプログラムで「マンスリー」に臨みます。
今回は会場も満席、6月の蒸し暑い気温ながらお出で下さった方々が最後まで熱心に聴いて下さいました。
「マンスリー」はあまり宣伝もできないでいるのですが、常連の皆さんに加えて(ほんとうに嬉しいことです)初めて訪れて下さる方もだんだん多くなってきています。
「正装」感覚の音楽ではなく、「普段着」でありながら日常を超えた活動の場としてこれからも取り組んでいきたいと思っています。

さぁ、演奏会は女声合唱団「コーロ羽衣」の定期演奏会を残すのみとなりました。
一段と力強くなってきた合唱団です。ハーモニーも安定しています。
今年前半のコンサートの締めくくりとして申し分ありません。
毎回、沢山の方に来ていただいています。今年も楽しんでいただけるものと思います。

No.371 '01/6/28「ホッと一息ついてます」終わり